梅田にしゃすとり、っていうレストランがあります。いや、先ほどネットでしらべたらたどり着けないページがいくつかありましたので、もうお店たたんでしまったかもしれません。そのしゃすとり、お店に入ると品のいいおばあさんがいらっしゃいました。お店の雰囲気も非常に年季の入ったもので、昔ここで食事することは豪勢なことだったんだろうな、と思わせてくれる重厚さにあふれていました。調理しておられるかたもおじいさんで、出てくる料理は大変キチンとしたもので、お店やお店の人たちに対する敬意を感じずにはおれないものでした。
今回出かけたレストラン艸葉は、しゃすとりに似たような空気と印象をもたせてくれるものでした。
艸葉。「くさば」と読みます。大阪最高のカキフライを絶賛されているレストランです。お店に入るとおじいさんお二人が出迎えてくれました。若いときはさぞやいけてる人だったんだろうな、と思わせてくれる品のいいお二人でした。
注文したのはカキフライ、ハンバーグ、そしてビールとライスです。老舗らしい完璧さをそなえた料理が出てきました。揚げたてのおおぶりなカキフライはさすがに美味しかったです。でも食べてみて、私のなかにカキフライの評価軸がないことがわかりましたので、これがどのぐらい最高かはわからなかったです(汗)。ハンバーグはボリュームがあり、やわらかい口当たりと繊細な味わいのデミグラスソースが絶妙のおいしさでした。どちらも付け合せのサラダにりんごがつかわれており、懐かしくて品のいい美味しさを演出していました。
と、まあ通り一遍の感想をのべましたが、このお店の真価はお二人のおじいさんの品のよさです。私はこのようなお店はどうも弱いですね。職人らしさあふれるビシッとしあがった料理を食べ、時間がふりつもった重厚な店内を見渡すと、目の前のおじいさんたちがいままで積み上げてきた物語を皿の上に感じてしまうのでした。それだけで胸がいっぱいで美味しさとか値段とか評価するきになれないのでした。もちろんめちゃ美味しいのですが。
しょうじきぶっちゃけ話をします。このお店はそろそろ限界に近づいているように感じました。おじいさんお二人できりもりしておられましたが、この先何年も同じようにやれるように見えませんでした。大阪でいちばんのカキフライを食べたい方ははやいうちに体験しておいたほうがいいと思ったのでした。余計なこと書いてほんとにごめんなさい。
場所は下記です。
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