皆さん、こんにちはぁ。
またまた間が開いてしまいましたm(_ _)m
非常に多くの分析項目がありまして・・・
まぁー言い訳めいたくだりを書いていると、また怒られてしまいそうなので、早速本題に入りたいと思います。
それでは、現在の概況です。
全体的な状況としては、やはり今まで申し上げてきた予測域での大型震を否定出来る情報は見当たりません。
しかし、直近を示す大きな変調も無いのも事実です。
少しずつ進みつつあると言ったところでしょうか。
以下の画像は、直近の活動が見れる図です。
◇防災科学技術研究所 Hi-net 震央分布図 日本広域 24時間
◇防災科学技術研究所 Hi-net 震央分布図 日本広域 7日間
この中で、特出すべき発震は、日本時間の9時14分に伊豆諸島西方鳥島近海で発生したM5.3(USGS発表)の地震です。
震源は、以下の場所で、深さ34.1kmのフィリピン海プレート境界面でした。
その9時間程前には、上記より南方父島付近でM4.8、深さ35.8kmの発震があり、これらからフィリピン海プレート境界面東縁全域での連続破壊に繋がらないか監視しております。
これら南方位の活動を裏付けるデータとして、以下のものが考えられます。
◇NICT 情報通信研究機構 緯度別全電子数(5地点)
南の観測ほど乱れが強くなっています。
◇NICT 情報通信研究機構 電離層電子数
昨夜20時30分~21時55分の電離層の電子数を見た図です。
以前にもご紹介しましたが、簡単に言えば、この図は太陽活動に合わせて24時間サイクルで増加・減少を繰り返しているもので、通常太陽の影響が出る方角から色の変化が始まります。
従って、赤く染まる時間帯、周囲との兼ね合いが崩れた場合、何らかの地殻由来の影響が電離層に生じている可能性が出て来ると考えています。
有名な例としては震災前に起きた異常で、本来は緑に染まるべく時間帯に当該域の電離層だけが赤くなった事が報告されております。
劇的な顕著性迄はありませんが、昨夜の図にもそれを感じさせる赤色が出ております。
これが、上記の二つの発震を示唆していた可能性は否めません。
もう一つ、南方位に現れているのが天文潮位と実潮位の差です。
潮位差の主因は、気象(気圧)による海面移動と考えられますが、以下の潮位差はフィリピン海プレート境界面に沿って起きており、これらの周囲では然程の差が生じていないことから、これらの差が海底面の変化による可能性が考えられます。
◇気象庁 潮位差 父島
これも南方位の活動を示すデータになるかも知れません。
気象庁の日本近海海面下400mの海水温推移です。
下の画像は、昨日のものです。
添付してあるニコ動のURLには、5月1日~7月10日迄の画像を連続動画に加工したものがアップロードしてあります。
5月1日~7月10日迄の日本近海海面下400mの海水温推移連続画像
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21328353?mypage_nicorepo
以前より注視してまいりました情報を引き続きお知らせします。
◇地震前兆総合観測センター 京都観測点 中波ノイズ
非常に強いノイズが生じております。
◇by T.M.@坂井市さんの福井県坂井市丸岡町のラドン濃度
急激な減衰、そしてリバウンドが生じております。
◇気象庁柿岡地磁気観測所 柿岡地電流 7月10日
地電流に大きな擾乱が生じております。
上記の様に弱い磁気嵐が起きており、その影響も多少はありそうですが、反応が大きめなので警戒感を強めております。
京都の中波ノイズや柿岡地電流は、フィリピン海プレート全域での活動が生じているなら影響が出ても相応かも知れません。
大型震の特徴は、様々なデータに反応が出ることです。
そう言った意味では、現在の状況は、また一つステージが上がったと見るべきかもしれません。
★今後、地殻が影響を受けそうな事象
以下の画像は、SWPC NOAA solar wind predictionと言う、太陽活動によって放出された影響が地球に到達するのを予測するものです。
これを見ると、もう一つしたの画像にあるフィラメントの放出と思われる影響が、短時間ですが大きな磁場の増加を起こすと見ています。
かなり大きな裂け目に見える場所から吹き出す様が、宇宙天気ニュースに紹介されています。
以下の予測情報は、今まで継続事項としてお知らせしてきたものです。
その内容に変更はありません。
お知らせしたように、南方位(伊豆諸島~小笠原、東海~南海トラフ、奄美・沖縄南西諸島方面)に対しては、より注視と言った姿勢でありますが、今すぐといった状況には無いと見ております。
(↓以下、継続的に掲載してきた予測。過去ブログより抜粋)
◆千葉東方沖~小笠原諸島(相模湾・伊豆諸島を含む)
これが起きると、東海・東南海・南海・富士山への波及が心配になります。
◆北海道北東沖~三陸北部
アウターライズ警戒域とは別の発震です。
◆新潟ー神戸歪集中帯~中央構造線
始まりは北陸~近畿(一部東海・中部)と考えており、中央構造線から奄美・沖縄・南西・先島諸島への波及も考えられます。
また、中規模直近等補足として申し上げてきたのが
■茨城北部~千葉銚子沖に至る棚倉構造線付近においては、今後も中央構造線に触発された中規模震が続くと考えておりますが、規模は限定的で、十分な防災観念を持てば対処できるものと考えております。
■相模湾・伊豆諸島及び鎌倉~小田原については、大型震の前震(前兆)として、早期に発震する可能性もありそうです。
現在赤字で記載した予測エリアのいずれもが、発震の兆候を強めるデータを日々拠出してきている反面、直前を感じさせるものは無いと見ております。
但し、いきなり数時間レベルの直前データが出る場合もありますので、気を抜かずご用心頂ければと思っております。
(以上)
繰り返しますが、フィリピン海プレート東縁~北縁、そして西縁に至る各所で怪しいデータが出始めておりますので、最大注視を怠らずで参ります。
今後も、皆さんからの雲や井戸水等を含めた宏観現象の情報をお待ちしております。
それでは、これからも準備と心構えをしっかりして、あなたの素敵で温かな笑顔をもって、大切な人を守って行きましょうね。
マリアナファン ヒロ