皆さん、こんにちはぁ。
連休前半は、如何でしたでしょうか?
いえいえ、連休真っ最中と言う方もいらっしゃるんでしょうね。
いやー羨ましい限りです。
タイトルにしましたお天気。
ん?どこのお天気?と思われたかも知れませんね。
日本海側及び北日本で弱い雨。。。
っと言いたいとこですが、今回ここで言うお天気、
実は、太陽のお天気のことなんです。
現在(14時30分現在)、太陽風南向き磁場が-8.2と非常に大きくなっています。
予報によると、先日発生したCMEによる影響と考えられ、今日いっぱいは続きそうとのことですが、思いのほか風速が遅いままなので、もう少し長引くかも知れませんね。
こうなってくると心配なのが、地磁気の擾乱、つまり磁気嵐です。
また、現在の黒点群の数は、165と非常に多くなっています。
165って、どの位多いの?と言う方に、比較対象をお示ししますね。
下図は、NICT情報通信研究機構のSWC宇宙天気情報センター表記のグラフで、NOAA/SWPCとSIDCデータを集計した黒点群数の実数です。
このように、突如多くなっていることが伺えます。
そこで、「それなら安心」と言う方がいらっしゃると思います。
なぜなら、大地震は、黒点群が急減している時に起きやすいと言う定説があるからです。
裏を返せば、これだけ多い時には来ないとなりますよね。
しかし、性格の悪いマリアナファンは、こうも考えてしまいます。
「急減=大地震」と言う前に、「急増」が存在するのではと。
もちろん根拠はあります。
黒点群が多くなると言う事は、合わせて太陽活動の活発化を意味し、中規模以上のフレアや影響力の大きいCME(コロナ粒子の放出)が起きやすくなります。
これらが生じると、数日後地球に高速太陽風や強い磁場が到達し、磁気嵐などが起きやすくなります。
ここからは自論的要素が入りますが、高高度要因(太陽起因)の強い磁場の変動があると、数時間~数日後に地殻活動が刺激を受ける可能性があると考えます。
過去の震災前には、Xクラスのフレア発生があったケースはよく知られた事例です。
フレアから影響到達まで数日、それが地殻活動を刺激するまで数日と見ると、この間にXクラスのフレアを発生させるような大きな黒点群が太陽の裏側に周ると考えるんです。
大きければ大きいほど黒点数の数が大きく減る訳ですから、黒点が急に減った時にグラッと言う定説ができたのではと考えてしまいます。
その説であれば、急減の時以外に大地震が起きた場合も、大きな黒点群が裏に周る前に、次の大型黒点群が現れたと考える事で説明がつきそうです。
もちろん、お話する以上検証もしました。
答えは、より精度は高まるものの、100%を言えるものではないと言う感じです。
少なくても、急減を追いかけるよりも、増加・フレア・CMEに目を向ける方が確率が高まると思えます。
黒点が増加して、大型のフレアやCMEを発生させた場合、更に、黒点群が急減し、継続的に地球に磁場的影響が生じなくなる場合、大型地震が誘発されやすいと言うのが、最も的を得た見方かもしれません。
そう考えると、現在の状況はステップ1に入ったと考えるべきかも知れませんね。
さてさて、これからは総論から各論に入っていきましょう。
ここの所何回か発生した中規模震につきました、顕著と見る前兆を捉えた可能性があるので、まずはご紹介しましょう。
内容は、まだまだ検証が必要なレベルであり、これが直ちに前兆現象であったとお話するものではありません。
◆地震前兆総合観測センター 愛知美和観測点 2013年4月30日
植物生体電位は、降雨によって大きく変化しますが、この時は、局所的にあった降雨は未確認ですが、近隣アメダスで観測された降雨は反応後約2時間であり、別の可能性が考えられました。
観測点:愛知県豊田市美和町
反応時間:日本時間4月30日7時前~9時半頃
対応地震:日本時間4月30日10時7分 愛知県西部 M3.4 最大震度2
◆柿岡地磁気観測所 地電流 2013年4月30日
高高度からの影響到達が見られ、その影響かなと軽視しておりましたが、この場合、地殻由来の反応と高高度からお影響が混在している可能性が考えられます。
観測点:茨城県柿岡
反応時間:日本時間4月30日19時前~23時半頃
対応地震:日本時間4月30日22時9分 群馬県南部 M4.3 最大震度3他群発
◆地震前兆総合観測センター 愛知美和観測点 2013年5月1日
あまり大きな反応ではありませんが、まったく降雨が無い状況下での動きであった為、注視しておりました。
観測点:愛知県豊田市美和町
反応時間:日本時間5月1日7時前
対応地震:日本時間5月1日12時59分 淡路島付近 M3.1 最大震度2
◆柿岡地磁気観測所 地電流 2013年5月1日
上記で申し上げた高高度(太陽)からの磁場が高くなっておる状況がありますので、この反応につきましては、注視しながら、前回の様に混在する地殻活動が無いか見極めております。
地震予測の世界においては、絶対的前兆分野が無いものの、このようにズバリ合致するケースも多いんです。
つまり、前兆反応の通りにならなかったからこれは信頼できないと言うのではなく、数多くの観測分野を注視しながら、反応のあるものだけをピックアップしていく手法が有用と考えます。
その数が多いほど、確実性の高い予測となり、3種以上のデータに異常が出た場合こそ、最大警戒と考えます。
もう一つ、いつも申しあげている電離層の状況ですが、日本近海に非常に強い部分がかかっていて、明らかな電離層異常と見て取れる状況が続いています。
南方位(伊豆諸島~小笠原、奄美諸島~琉球・南西諸島等)がそのエリアです。
十分な注視が必要と見ています。
その他、気になるデータを少し。
◇現在は収束しましたが、先日来数日間において、富士山周辺での低周波地震が頻発しておりました。
◇箱根周辺域の微小地震が完全収束しました。
◇紀伊半島東方沖海面下400mの一部に高温域があり、千葉東方沖には、逆に不自然な低温域があります(以前紹介)。
◇昨日は、各地でさざ波状、波状の雲が観測されたようです。
今言えることは、今までのブログで紹介した予測の通り推移していると見れるということです。
その過去ブログを転載して、今日のブログを締めたいと思います。
(↓以下過去ブログより抜粋)
◆千葉東方沖~小笠原諸島(相模湾・伊豆諸島を含む)
これが起きると、東海・東南海・南海・富士山への波及が心配になります。
◆北海道北東沖~三陸北部
アウターライズ警戒域とは別の発震です。
◆新潟ー神戸歪集中帯~中央構造線
始まりは北陸~近畿と考えており、中央構造線から奄美・沖縄・南西・先島諸島への波及も考えられます。
また、中規模直近等補足として申し上げてきたのが
■茨城北部~千葉銚子沖に至る棚倉構造線付近においては、今後も中央構造線に触発された中規模震が続くと考えておりますが、規模は限定的で、十分な防災観念を持てば対処できるものと考えております。
■相模湾・伊豆諸島及び鎌倉~小田原については、大型震の前震(前兆)として、早期に発震する可能性もありそうです。
(以上過去ブログより)
それでは、これからも準備と心構え、そして、優しくてあったかーいあなたの笑顔で大切な人を守って行きましょうね。
では。
マリアナファン ヒロ