先程の栃木県北部でのM6.2(速報値)地震について。


事前警報が発令出来ませんでした事をお詫び申し上げます。

当該域にお住まいの方々、どうぞ今後の余震等には十分お気を付け下さいませ。


この発震は、15時26分頃に発震したM4.1最大震度3の地震を発端に、僅か17分間の間に3回の有感地震が続いた後、間を置いて40分後に発生しました。


また、その後も震度4クラスの余震も発生しております。


突然の群発発震に驚き、データ収集にかかっているさなかの発震で、皆さんに警戒のお知らせをする間もなくでした。

ブログで予測をお話する者として、直近データの分析に限界を感じずにはいられません。

今後は、もっとレスポンス良く皆さんにお知らせ出来るように頑張ります。


さて、この発震ですが、正直この位置でM6超の浅発地震は想定できませんでした。

元々足尾付近の連続波形は揺れがちで、警戒はしておりましたが、最大でもM5以内と言う浅はかな考えが支配していました。


しかし、この浅さの割には、硬派にでの揺れが観測され、私のいる南関東では、大きく揺さぶるようなプレート型や深発震にありがちな揺れであり、私の知識では処理できないものでもあります。


只今、鋭意資料を集め、今後の波及の検討を進めております。

何か判りましたら直ちにお知らせします。


この発震に適応する顕著なデータは、特にこの地域にしぼり込めるものと考えると無かったと言わざるを得ませんが、近隣?の千葉香取の電波に不穏な波形が生じておりました。

また、ひたちなかのHROに連日反応が入っていた後収束、再び動きが出たところで、これの対応を警戒していたところではありました。


この付近には、高原山・日光白根山・那須岳と、3つの活火山があり、その内日光白根山と那須岳の動きに注目していますが、現在知り得る限りの情報では、異常は報告されていないようです。


すぐさま、大きな発震に繋がるようなデータの変動は記録されていないので、先程のM6超が本震と見たいところですが、今しばらく警戒しながら情報をまめにチェックして頂ければと思っています。


マリアナファン ヒロ