皆さん、こんにちは。

ヒロです。


昨日は、久しぶりに津波注意報が発令されましたね。

幸いにも最大波で40cm(八丈島)と被害は軽微で済み、ホッと胸を撫で下ろしているところです。

この津波は、ソロモン サンタ・クルーズ諸島付近で発生した最大M8の地震によって齎されたもので、その後もM6超の余震が多発したことから、非常に長い時間にわたって注意報が発令されました。


この一連の注意情報下で思ったことが二つあります。


◆やはり津波は、第一波より第二波、第三波の方が大きくなるんだなぁと言う事。

 特に、震源が遠方であったり、複数震源が重なる場合は尚更ですね。


◆もう一つ、これは、マリアナファンは怒っています。

 と言うのは、地上波のテレビです。

 津波注意情報発令中のお馴染みともなった日本地図。

 そう、画面右下に常時映り込むあれです。


 はい、もちろん、せっかくの映画が台無しなんて話ではありません。

 むしろその逆です。

 危険を知らせる為に注意情報を画面に常時出すんですよね?

 何故コマーシャルの時は消すのですか?

 正直、この大事な情報を表示させない提供企業にがっかりします。

 そもそも原発にしても、気象情報にしても、この件も、人の命と経済活動が天秤にかけられるべきではないですよね。

 人がいなきゃ経済がどうのなんて意味がないんですから。

 ネット等とは疎遠の情報弱者にとって、地上波TVは生命線です。

 私が提供企業主なら、直ちに会社のモラルが問われると抗議して、直ぐにCM中も表示する様に言います。

 

 恐らく、警報は出して注意報は出さないなんて言う話なんでしょうね。

 地震情報もニュース速報もCM中は極力出さないんでしょうから。

 杓子定規を当てているから被害が出るのに。


 怒りついでにもう一つ。

 今回の津波情報で、被害勧告が出た地域があります。

 無被害であったものの、地方自治体の判断を支持します。


 ところが気象庁。

 米国USGSや太平洋津波監視センターから一報が入り各通信社も伝えていた時、「今後情報を精査し、到達二時間前には津波注意報を発令します。」と。

 当然ながら、米国ハワイ州・グアム準州始め、北マリアナ諸島・ミクロネシア連邦等、太平洋の各諸島域には、警戒情報が発令されておりました。

 

 到達二時間前には発令って、まだ自分達の都合や立場で動くというのか、言葉が出ませんでした。

 まずは、地震があったこと、今後津波が来る恐れがあることを注意情報として伝え、その後、警報にするのか、注意報にするのかが順番でしょう。


 到達二時間前から慌てて準備移動する被災地のお年寄りを見ていて、強い憤りを感じずにはいられませんでした。


 因みに、気象庁が津波注意報を発令したすぐ後、米国は津波警報を解除しましたね。



話が、おぉぉきく反れてしまいましたが、いつも申し上げますが、人の命をリスクや経済被害などを考えないで行うのが行政(公僕)の役割です。



さて、話を戻して、ここの所2回中規模の発震警戒情報を出しましたので、まずはその検証から。


【2013-02-03 22:18:13のブログでのお知らせ】

10時間以内を目処に茨城~北海道(茨城か北海道が特に)南寄りならM5前後、北寄りだとM6超)の中規模震がある可能性が出ていますが、被害地震ではないと見ております。
地電流・地磁気と数日の動きが根拠ですが、その他の反応は生じてい無い為中規模と予測します。


と言うものでした。


この予測情報に対し、

2013年2月4日 7時56分 小笠原父島北方沖 深さ34.8km M5.3 無感地震

2013年2月4日 8時 4分 小笠原父島北方沖 深さ48.8km M5.1 無感地震

2013年2月4日 11時40分 茨城県沖 深さ14.0km Mw4.2 無感地震

が対応であったのでは無いかと考えました。


また、

【2013-02-05 14:53:07のブログでのお知らせ】
当該エリアは前回同様の北海道~千葉東方沖・伊豆諸島のプレート境界部。

規模はM5前後(規模はデータの強さからの推定)。

大型震前兆は無し。

昨夜の地電流反応、本日の当該域HRO反応、動物宏観現象から予測です。

2日位で見て下さい。


と言うものでした。


この予測情報に対し、

2013年2月6日18時31分 千葉県北西部 M3.8 震度2
2013年2月6日14時04分 千葉県東方沖 M4.3 震度2
2013年2月6日12時01分 宮城県沖 M3.3 震度1
2013年2月5日22時34分 宮城県沖 M4.0 震度2
2013年2月5日22時31分 宮城県沖 M4.5 震度3

2013年2月5日21時43分 八丈島東方沖 M4.5 震度1
2013年2月5日19時08分 茨城県南部 M3.1 震度1

が対応であったのでは無いかと考えました。


ここの所M4~5がこれだけ連発しているのですから、まぁ当該震も出るでしょうと言われそうですね。

当たる当たらないに一喜一憂している身の上なら、さぞかしご満悦となるでしょうが、どうもそう簡単な話ではないのではと感じています。


と言うのも、その間に発生した南太平洋の大型震以降、様々なデータに収束感又はスタンバイ感が生じているからです。

Marianafanとみんなによる地震と原発のお話


以前のブログで、今後大型震が近づくにつれ、データの変調が顕著になってくるのでは無いかとお話したことがあります。


今回の震源は、まさに太平洋プレートの境界部であり、今回私が中規模発震にかなりのレベルで確証を抱くべく反応があったのも、これら太平洋プレート境界部の活動活発化が後ろにあったからではと考えるのです。

そして、今までも沢山の中規模震が発生する中、ここまで顕著なデータが生じなかったのに対し、今回、明らかな変調が見て取れ、この様な顕著な反応こそ、大規模震の兆候では無いかと見れるのです。



Marianafanとみんなによる地震と原発のお話


もちろん、すぐさまと言った程の兆候がある訳ではないので、今緊張が走った方は、どうぞ肩の力を抜いて下さいね。


連日異常反応を見せていた茨城ひたちなかHROが急に静穏となり、柿岡地磁気・地電流・千葉香取電波観測も同様落ち着いてきています。

一方、岐阜県飛騨市神岡町割石のラドン急落、福井県坂井市丸岡町のラドン濃度(T.M.氏提供)のリバウンド、逆ラジオによる電磁波ノイズデータ(㈱新興技術研究所提供)にもいくつもの収束観測点が見えます。

上記の30日以内のM6以上の発震を見ても、ぐるっと大きく太平洋プレート(フィリピン海プレート・中米ココスプレート・南米ナスカプレートは同期していると見て)全体が動いています。


しかし、先の東北地方太平洋沖地震前に観測された、様々なデータの同時反応に比べれば、これらの反応は幾重にも下回るものです。


今後も、中規模震の反応に注視しながら、今までご紹介した種々のデータを監視し、木村先生メソッドの火山兆候を重視し、また、太陽活動も鑑みながら予測していければと思っております。


これら、大型震へのスタンバイへ向かう旨は、いつもご紹介しております

【生かせいのち 地震と防災 地震予測】 栃木の研究者様

http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/ikase8f3.html



最後に、直近の予測ですが、申し上げました通り、大規模震への直前兆はありません。

また、中規模震では、ツイッター上で神奈川を中心とした地鳴り報告が多くなっている事、相模湾各観測点の連続波形の反応、東京23区北西部での磁石落下、新島・初王子等の電磁波収束、福井ラドンのリバウンド、岐阜のラドン急落を鑑み、更に茨城~千葉方面のデータが静穏であることを踏まえて、東京(諸島部を含め)・神奈川・東海甲信・北陸・相模湾に、数日間の中規模警戒情報を出すべきと考えております。


それでは、いつものお話ですが、しっかり準備と心構え、そして、貴方の温かい笑顔を絶やさず防災をお願い致します。


Marianafan HIRO


更新後、千葉香取電波観測に反応がある様です。

また、太陽磁場も南向きに強くなってきており、発震トリガーとなる可能性も出てきました。

暫く注視すると共に、上記の中規模震警戒域に千葉も加えさせてください。