皆さん、こんにちは。


昨夜は、唐突に警戒情報を発表してしまい、大変失礼いたしました。


まずは、その経過から。


昨夜の警報をお知らせするに至った経緯ですが、そもそもの発端は、昨今の活動的な状況が根底にあります。

以下は、当該域及びM5超のみを抽出した有感地震のリストです。

2013年1月20日 17時14分 栃木県北部 M2.6 1
2013年1月21日 11時29分 茨城県北部 M3.8 2
2013年1月21日 23時19分 茨城県沖 M3.9 1
2013年1月22日 4時47分 茨城県沖 M5.2 4
2013年1月22日 16時38分 三宅島近海 M2.0 1
2013年1月22日 22時03分 父島近海 M4.7 2
2013年1月24日 3時28分 茨城県沖 M3.5 1
2013年1月24日 6時34分 根室半島南東沖 M5.2 4
2013年1月26日 11時50分 千葉県東方沖 M2.6 1
2013年1月26日 9時14分 栃木県南部 M4.0 2
2013年1月26日 17時47分 茨城県沖 M3.5 2
2013年1月27日 10時50分 千葉県東方沖 M3.5 1
2013年1月28日 3時42分 茨城県北部 M4.9 5弱
2013年1月29日 5時54分 茨城県南部 M3.2 1
2013年1月30日 16時42分 千葉県南東沖 M3.3 1
2013年1月31日 19時57分 茨城県沖 M4.0 2

2013年1月31日 23時53分 茨城県北部 M4.7 5弱

2013年2月1日 0時36分 茨城県北部 M2.8 2
2013年2月1日 1時04分 茨城県南部 M4.2 3
2013年2月1日 6時13分 茨城県沖 M3.7 1
2013年2月1日 8時31分 千葉県東方沖 M3.6 1
2013年2月1日 10時27分 茨城県北部 M3.3 1
2013年2月1日 16時31分 伊豆大島近海 M2.6 2
2013年2月1日 23時06分 千葉県北西部 M4.4 3
2013年2月2日 5時52分 茨城県沖 M4.2 2
2013年2月2日 12時40分 台湾付近 M5.0 1
2013年2月2日 12時42分 茨城県南部 M3.4 2
2013年2月2日 15時41分 伊豆大島近海 M3.5 3
2013年2月2日 23時17分 十勝地方中部 M6.4 5強
2013年2月2日 23時23分 十勝地方中部 M3.9 1
2013年2月3日 12時44分 茨城県北部 M2.8 1


この動きは、単純に見ても何らかの要因による活発化を見て取れ、この時点で、その正体が判るまでは、2種以上のデータ変動があった場合、一定レベルの警戒情報を出すと決めておりました。


その最中、気象庁柿岡地磁気観測所地電流・地磁気に反応が入り、千葉香取の電波観測にも未発反応が残っていた事、ひたちなか市HROにも未発の反応、更にe-PISCO大気イオン長野に少しの増加、防災科学技術研究所Hi-net高感度地震観測網 連続波形で見る相模湾各観測点の動き等々からの情報配信でした。


現在もそれらの正体を決め兼ねているところであり、情報発信後以下の発震があった現在ではありますが、引き続き警戒をお願いしたいと考えている次第です。


データ変調の原因の可能性がある3つの無感地震。

2013年2月4日 7時56分 小笠原父島北方沖 深さ34.8km M5.3 無感地震


2013年2月4日 8時 4分 小笠原父島北方沖 深さ48.8km M5.1 無感地震

2013年2月4日 11時40分 茨城県沖 深さ14.0km Mw4.2 無感地震


二つの小笠原近辺でのM5超は、この対応有力と考えられるのですが、同時刻に生じた地磁気反応では、北海道女満別の方がより顕著であった事から、完全に対応と言い切れずにいます。


また、現在のデータの状況ですが、

◆柿岡の地磁気 何か微小かつ継続的な反応を捉えているような波形

◆防災科学技術研究所Hi-net高感度地震観測網 連続波形で見る相模湾各観測点の微振動

◆T.M.さん観測の福井県坂井市丸岡町のラドン濃度において、著しいリバウンド

◆三宅島の小噴火並びに箱根での微小地震、伊豆大島震源の連続発震後の状況


この辺りが気がかりなところです。


但し、以前も申し上げました様に、先の震災前には、私が日々収集している300を超えるデータの、その殆どに反応(異変)が生じていたのに対し、現在は、上記のとおり非常に限定的なものばかりです。


従って、現段階で大型震への兆候と見て取れるものは無いと考えております。


先日の十勝地震においても、当該域の方々には、さぞかし心労極まったことと存じますが、ひとつ冷静に見てみれば、震災後続発した大型余震・関連震を除けば、被害地震は発生していないに等しいと思います。

確かに、昨今の状況は危機感を煽るに十分であり、加えて私自身も中規模震警戒を発信するなど、皆様におかれましては、今も震える思いかと存じますが、どうぞ、まだまだ先のその時に備える気持ちで、無碍に慌てない様にお願い致します。

日々怯え、ゆっくりと寝る事も出来ないなどという事は、決して防災意識とは言えませんから。


冒頭申し上げました通り、現在何故急に活発化してきたか、伊豆諸島・小笠原諸島の火山・地震活動との関連について、鋭意分析を進めております。

予測が固まり次第お知らせできればと思っております。



日々募る心配事、地震等々、この2年間に積もった心労は、とっても大きなものでしょう。

ましてや、家庭を守り、お子様を守ってきたお母様のお疲れはいっそうではないでしょうか。

どうぞ今のうちに、おっきな深呼吸をして、怯え耐えてきた心をリセットしちゃいましょう。


これからが正念場なんですから。

貴方の温かい笑顔が、家族にとって最も必要なんですよー。



それでは、これからも準備と心構え、そして素敵で温かい笑顔で、心穏やかに防災に努めていきましょう。


Marianafan HIRO