皆さん、こんにちは。

今日も快晴です。


さてさて、いきなりタイトルについてからです。


先日の宮城沖M7.3地震以来、何日中に来ると言ったお話が、他方から聞こえてきます。

このブログでも、何回かにわたってお願いをして参りましたが、これらの情報を受け入れる際には、どうか、根拠も合わせて、ご覧頂けますよう重ねてお願いをいたします。


そして、それらがデータに基づく確固たる正当性を有しているかをご判断下さい。


私自身も有り得ると考えている「体感」と言うデータであっても、無碍に調子が悪いとか、単発の耳鳴りがと言うものではなく、長く体調と生じた体感、発震履歴を記帳しておられる方を見られた方が良いかと思います。


ましてや、又聞き情報や「らしい」と言ったものに踊らされる事は、いざと言う時に危機意識を低下させる最大の事由に成ります。


もちろん、この事は、現在出されている幾つかの警戒情報を否定するものではなく、合わせて飛び交う類似情報に対するものとお考え下さい。


タイトルの意味は、あくまでも地震防災に関わる情報の発信者は、その情報を構築した本人であるべきで、又聞きや地震学を理解していない人間が、個人の感想を上乗せする様な事は、決してあっては成らないと言う意味です。


その部分を考える上で、私がこのブログで他の分析家の方のお考えに同期する記事を書く際、些か、いびつな表現になっていたかも知れません。

これからは、しっかりとリンク許可を得た上で、皆さんに直接見に行って頂ける場合のみ、ブログにて紹介するようにしたいと思っています。


それでは、近況に入りたいと思います。


やはり気になるのが、宮城沖M7.3地震に関連する同型震についてです。


現状、発震収束という様なデータは無く、各地域で警戒継続をお願いしたい状況に変わりはありません。

但し、直近を示すようなデータは無く、数週間~数ヶ月のスパンになるやもと思っております。


これらの地震の性質としては、沖合のプレート境界面の外側が発震域であることから、揺れよりも津波への警戒が主となるでしょう。


また、東京大学地震研究所から発表された情報 (http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/20121207sanrikueq/ ) によりますと、この地震の発震構造は、正断層と逆断層が時間差で生じた複雑なものであったとあり、一般的に言われるアウターライズ地震の要素だけでは説明がつかないものであったようです。


私見にはなりますが、このことが、規模の割に津波が低く迎えられた理由の一つでは無いでしょうか?


続発する可能性のある地震が、同類でなかった場合、また、それ以上のエネルギーを持っていた場合、津波は遥かに大きなものになる可能性がありますので、M7.3で1mかぁなどと、勝手な素人理解をされません様に願います。


場所についてですが、私の中では三陸沖が直近最も警戒しなければ成らないエリアであると考えております。

圧倒的にアウターライズ域での発震の少なさが理由で、ついで福島南東沖~千葉沖になります。


但し、福島南東沖~千葉沖に関しては、今日もありましたが陸地寄りで中規模震が相次いでおり、加えて千葉沖の複合プレート域の複雑構造から、アウターでの発震が起きにくいのではとも考えております。


従って、三陸沖での大型アウターライズ発震への長期的な警戒、並びに福島南東沖~千葉東方沖(いずれもプレート境界面の内側)での中規模(M4前後)頻発に対する短期的な警戒が必要ではないかと考えます。


現在、多くの分析家の方が、HRO、電波・電磁波ノイズ、地磁気、地電流、植物生体電位、ラドンイオン、雲、体感等を観測又は分析をしてくれております。

私もその一助になれればと、頑張る所存です。


細かなところですが、太陽活動の静穏に比べて、柿岡地電流に細かな反応があります。

大型震を表すものでは無いと思われ、上記の福島南東沖~千葉東方沖中規模地震警戒に該当するものかも知れません。

HRO各観測データに異常は無いことからも、そう言えるのではと考えております。


電磁波ノイズでは、早急を思わせるデータが出ているという情報もある様ですが、個人的には、先のM7.3や今日の福島M4.7、それに付随する地殻活動や三陸沖の動きによる影響が強いのかなぁと見ています。


ただ、予測に絶対は無いですし、兆候があるのは事実ですから、三陸沖・福島南東沖~千葉東方沖も含めて、東日本太平洋沖一帯での警戒を一段階高めていきましょう。


私が信頼を寄せている地震分析・予測をされていう方のHPと運営されている掲示板を紹介致します。

皆様には、決して情報の一端を取って、他人に伝える事のないよう、ご自身の判断材料・知識・防災に役立てるものとして閲覧頂ければと思っております。


★いかせいのち 地震と防災 http://www.tochiginokenkyusha.com/index.html  (目次より8項地震予想へ)

★環境自然などなんでも掲示板 http://pass-keijiban.progoo.com/bbs/

それでは、これからもとびっきりの笑顔で、準備と心構えを忘れずに、みんなで頑張りましょう。


Marianafan HIRO