皆さん、こんにちは。
今日も、暑いですね。
でも、あちこちで強い積乱雲の発達報告が来てます。
ゲリラ雷雨には十分注意して、早めの避難、念のための避難を心掛けてくださいね。
さて、データ解析に入る前に、少し余談を。
前にもお話しました通り、私の予測ブログに利用されるデータの殆どは、ネット上で公開されている観測者・団体又は公の機関の公開情報を利用しており、個人で観測しているのは目視出来る雲と体感のみになります。
従って、データ引用には、観測者、特に個人で私財を投入され観測されている方には、その思いを損ねる事のない様に最善の注意を払う必要があります。
多くの方の根本には、地震を予測し、少しでも減災に繋げたい思いで一致していると思いますが、データの分析角度によっては、不要な警戒を煽ってしまったり、逆に危険を薄めてしまうことにもなります。
一番困るのが「狼が来たぞー」を繰り返してしまうこと。
私の警戒表記でも4/6と高警戒なのに来ないとお叱りを受けることもあります。
この部分に関しては、警戒レベルを厳密に指数化している為、そのくらいの状況が続いているとお受け取り下さいとしか言えないのですが。
ですので、読者の皆さんにおかれましては、私のブログは元より、データを公開されている方の情報を引用する場合は、データのみを抜き取らず、その発信者の意図・分析方法・分析結果も合わせ報告されますようお願い致します。
無論、著作権の生じてるもの、引用に制限のあるものは禁止です。
私の引用の仕方で、不備・ご不満がございました場合(無いよう心掛けておりますが)は、どうぞご一報頂ければと思っております。
私のブログ・予測に関しては、データの二次使用は禁止とさせて頂きますが、ブログ自体のリンク・紹介・全文転記は歓迎致します。
出来ればご一報頂けますと励みになります。
改めて、平素データを公開され地震予測にご尽力頂けております観測者・観測団体・官公庁には、心より感謝の意を現すと共に、今後共のご活躍を祈念申し上げるところでございます。
これらのお話を申し上げるにあたって、ツイッター仲間の@araran100(Tabatha)さんに相談させて頂き、ご意見を賜りました。
この場を借りまして、タバサさん、そしてタバサさんが参画されております予測ブログ・掲示板の皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。
それでは、遅くなりました。
最新のデータ及び予測について申し上げたいと存じます。
まず予測についてですが、全体的な流れ、つまり再三申し上げている警戒域である中央構造線並びに中央地溝帯(フォッサマグナ帯)が主力であることに変わりはありません。
※ウィキペディアより
この24時間で発生した有感地震で見ても、
17日16時24分 青森県東方沖 M4.8
17日15時15分 福島県沖 M4.6
17日13時16分 長野県北部 M2.4
17日13時13分 長野県北部 M3.0
17日13時07分 トカラ列島近海 M2.7
17日8時46分 天草灘 M4.9
17日8時42分 トカラ列島近海 M1.7
17日8時38分 トカラ列島近海 M2.4
17日8時35分 トカラ列島近海 M2.5
17日4時06分 愛知県西部 M3.4
17日3時12分 愛知県西部 M3.3
17日1時53分 茨城県北部 M3.6
17日1時38分 トカラ列島近海 M2.4
16日19時38分 鹿児島県大隅地方 M3.0
16日18時59分 秋田県内陸北部 M4.0
16日18時48分 福島県浜通り M3.1
赤字=当該地震 / ピンク関連震 (共に可能性と言う話ですが)
となっております。
この動きは、先日のオホーツク海南部大深度地震の影響も受けていると思われます。
また、中央構造線・中央地溝帯(フォッサマグナ帯)以外の青森・福島・秋田の中規模震についても、大深度地震の異常震域であることから、影響震の一つと見ております。
(異常震域とは、震源直上より遠方で大きく揺れる現象を言います。)
繰り返しになりますが、今回の大深度地震は、地殻下の上部マントルでも最下部に当たる場所起きています。
(一般的には、その下に存在する下部マントルでは、地震は発生しないと考えられております。)
それだけの深さでM7以上の大きなエネルギーが放出された以上、上部の広域に影響が出るのは必然でしょう。
ですので、内陸性の中規模エネルギー地震(中規模といっても、浅発又は直下型の場合は強震も有り得ますので注意が必要です)においては、上記の中央構造線並びに中央地溝帯(フォッサマグナ帯)。
更に、先の大深度地震に触発される事で発生しやすくなっているプレート部迄拡大させて、中央構造線並びに中央地溝帯(フォッサマグナ帯)の各延長上にあるプレート境界線アスペリティ(固着部)も重点警戒域と考えております。
具体的に言えば、千葉沖・東京湾・相模湾・駿河湾・紀伊水道・瀬戸内海・日向灘・琉球海溝等が該当します。
非常に広範囲になりますが、歴史的に見ても、日本近海の地震活動の活発期に入っていることは歴然であり、主力プレートの太平洋プレート・フィリピン海プレートのアスペリティ(固着部)が解消されるまでは、警戒を解くことは出来ない状況です。
更に、ここからは諸データから見る兆候を見ていきましょう。
ここまで押し迫った感がある以上、ある程度観測内容・場所を絞り込んでいく必要があります。
注視すべきは、電磁波ノイズ・大気イオン濃度・雲画像による大気重力波・地電流・電離層概況・微震動の6大データ。
これに加えて、動植物の活動や雲等の自然現象を観測した宏観現象、体感報告が加えられます。
これらのデータの中から特に気になる点を抜粋します。
東日本北部の電磁波(電波)ノイズ・大気イオン濃度・雲画像による大気重力波を見ると、大深度地震後、収束するどころか北海道周辺~宮城沖にまだ不安を感じる反応が生じている事が伺えます。
関東南部の電磁波ノイズに異常又は異常から収束へと言うデータが出始めています。
千葉八街の植物生体電位に気になる波形が出ています。
京都MF帯電波に異常値、中波ノイズにも顕著な反応が続いており、中波に関しては収束傾向に入ったのか反応の中に乱れが出ています。
長野・栃木の大気イオン濃度で、増加後の収束が出ています。
茨城柿岡地電流にも反応がありますが、太陽活動によると思われる南向きの磁場が大きくなっている事から、今回は、他のデータの補足程度に見ております。
総論として、
中央構造線並びに中央地溝帯(フォッサマグナ帯)及び各延長上にあるプレート境界線アスペリティ(固着部)(千葉沖・東京湾・相模湾・駿河湾・紀伊水道・瀬戸内海・日向灘・琉球海溝)を重点警戒域。
兆候データから補足される警戒域として、北海道東方沖~宮城沖・秋田内陸となります。
規模は、現在出ているデータのままならM4~5レベルが推測されますが、今後大きなデータが生じるなら大型震となる要素は充分あります。
これからも刻々と変わるデータ(前兆)を監視しながら、準備と心構えを解かず、笑顔を大切にして頑張っていきましょう。
今日も長々とお付き合い頂き有難うございました。
Marianafan HIRO