皆さん、こんにちは。


本日お昼過ぎ長野北部で最大震度5弱の地震がありました。

その後、現在までに9回の関連震を起こしています。

(以下)

12:57:21 長野県北部 M3.5 10.1km
12:59:45 長野県北部 M2.7 12.6km
13:03:17 長野県北部 M3.6 41.3km
13:08:04 長野県北部 M2.8 7.0km
13:18:37 長野県北部 M2.8 27.8km
13:39:26 長野県北部 M2.5 16.7km
14:00:26 長野県北部 M2.5 9.3km
15:15:54 長野県北部 M3.1 11.7km
15:21:30 長野県北部 M3.1 9.4km


このブログをずっと見て頂けてる方ならもうお判りかと思いますが、私は、ずっとフォッサマグナ帯、特に長野県に警戒を上げておりました。


その根幹にあるのは振動波形と大気イオンになりますが、これらは所謂前兆現象に過ぎず、なぜそう思うかは別のところにあります。


日本列島には、東北日本と西南日本の境目とされる中央地溝帯(フォッサマグナ帯)と言うものが存在すると考えられております。

この根本は、プレートテクトニクスにあります。


そして、この辺りには火山や標高の高い山も多く存在し、過去大きな地震も発生させてきました。


そのフォッサマグナ帯にはこれまた数多くの断層がある事も確認されております。

そして、その多くは、活断層という位置づけでは無く、非活発性断層となっています。


今回の地震は、ちょうどそのフォッサマグナ帯に属する1300m級の成層火山である高社山直下で発生しました。

また、すぐ横には、向こう300年はほぼ動かないであろうとされてきた信濃川断層帯(長野盆地西縁断層)があります。

気象庁の発表にはありませんが、震源の深さ又その後の余震活動の深さを見る限り、この断層が動いたと見ております。

では、なぜ300年は動かないといっていた断層が動いたのか?


その理由は、東北地方太平洋沖地震にあります。

フォッサマグナ帯に属する南西から北東に延びる断層の境界面では、震災前までは全体的に西側に動く地殻活動により圧迫され動きづらい構造になっていました。


しかし、震災以後、東日本のほぼ全域が東に移動し始めた事により、圧着していた断層がにわかに動きやすくなったと考えられます。


仮に、断層面のストレスが緩やかな場合は、そのまま離れていく事で中小の地震程度で済むでしょう。

一方、もう限界と言う程の圧迫が生じている境目があった場合、それがズレない唯一の理由である強い圧力が緩まる訳ですから、ポンと動いても不思議はありません。


着目していた数箇所の断層の内、300年以上は動かないとされる地震後経過率0.06~0.2のこの断層、つまり、上記で言うあまりストレスの溜まっていない断層が動いたとなれば、上記の推論では中小規模の発震となり、今後更に強いストレスを受けている断層で大きな発震がありえるとなってきます。


近隣で考えれば、これまた活動的ではないとされておりました元荒川断層帯、そして、多くの学者が最も大きなストレスが溜まっているとしてきた立川断層が最大注視となってきます。

多摩地区の電磁波ノイズが収束スタンバイに入った様に見えるのも裏付けとなります。


幸い現段階ではその兆候を捉える事はありませんが、引き続き、今回の震源の南西と北東延長上にある断層には、最大の関心を持って注視していくべきと考えます。


また、度重なるXを含むMクラスフレアの影響到達により、もう12時間以上強い南向きの磁場状態が続いております。

かなりのレベルで地殻にも影響が出ている事が考えられ、この事が今回の発震の誘発原因の一つでもあるとみれます。

そして、徐々に地球の正面域に入ってきました1520黒点群が、βγδ型の複雑な磁気構造になり、大きさも極めて大きい事から、今後数日以内にXクラスレベルのフレアを発生させる可能性があります。


更なる誘発原因(トリガー)にならないか心配です。

無論警戒域は変更無く継続してください。

しばらくは、そう数日は最大警戒です。


現在は、この長野震が、引き続きフォッサマグナ帯の各断層に波及したり、フィリピン海プレート境界面や富士火山帯に影響が出てくるデータは出ておりません。

最悪な筋書きには程遠い状態であります。

ただ、その線路に乗っている可能性を示唆するものでもあります。


今後も、大気イオン・電磁波・地電流等を注視しながら兆候を捉えるべく観測し、何とか事前の注意喚起が出来るように努力いたしますので、何卒、準備と心構えをしっかり点検していただき、笑顔を持って家族や大切な人を守っていきましょう。


では。


Marianafan HIRO