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◎【第446報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(6月27日14時00分現在)

1.原子力発電所関係
・2号機の使用済燃料プール代替冷却システムで異常を示す警報が発生しシステムが停止(27日14時22分)。東京電力において現場確認を行ったところ、1次系配管からの漏えいはないことを確認した(14時40分)。現在、原因等を調査中。
なお、使用済燃料プール温度は22.9℃(停止時)であり、温度上昇率は0.24(℃/時間)程度と評価。使用済燃料プールの安全性に問題はない。

・原子炉格納容器から直接大気に放出されるガスの量を少なくし、ガス放出が管理された状態とするため、原子炉格納容器への窒素封入量調整(28m3/h→18m3/h)を実施(6月13日15:35から15:55)。原子炉格納容器への窒素封入量調整(18m3/h→8m3/h)を実施(6月20日13:08から13:14)。原子炉格納容器への窒素封入量調整(8m3/h→0m3/h)を実施(6月27日10:13から10:48)

2.原子力安全・保安院等の対応
・原子力安全・保安院は、東京電力株式会社に対し、汚染水の処理設備の稼働後速やかに、同社福島第一原子力発電所内の汚染水の貯蔵及び処理の状況並びに当該状況を踏まえた今後の見通しについて当院に報告を求めていた(平成23年6月9日お知らせ済み)。昨日(平成24年6月26日)同社から報告書を受領。

<警戒区域への一時立入りについて>
 浪江町(6月27日)
 
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◎【第447報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(6月28日14時00分現在)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
・2号機の使用済燃料プール代替冷却システムで異常を示す警報が発生しシステムが停止(6月27日14:22)。東京電力において現場確認を行ったところ、1次系配管からの漏えいはないことを確認した(同日14:40)。原因は、現場にて流量計のデジタルレコーダー設置作業時に、ケーブルを誤って短絡させたために、「一次系差流量大」の誤信号が発生したためと推定。今後、流量計等の健全性確認を実施し、使用済燃料プールの冷却を再開する予定。
なお、使用済燃料プール温度は22.9℃(停止時)であり、温度上昇率は0.24(℃/時間)程度と評価。使用済燃料プールの安全性に問題はない。

<警戒区域への一時立入りについて>
 大熊町(6月28日)
双葉町(6月28日)

 
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◎【第448報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(6月29日14時00分現在)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
・2号機の使用済燃料プール代替冷却システムで異常を示す警報が発生しシステムが停止(6月27日14:22)。東京電力において現場確認を行ったところ、1次系配管からの漏えいはないことを確認した(同日14:40)。原因は、現場にて流量計のデジタルレコーダー設置作業時に、ケーブルを誤って短絡させたために、「一次系差流量大」の誤信号が発生したためと推定。計器の点検を実施し、健全性が確認されたことから、冷却システムを再起動(6月28日14:46)。
なお、使用済燃料プール温度は22.9℃(停止時)、26.4℃(起動時)。

<警戒区域への一時立入りについて>
 富岡町(6月29日)
<出荷制限の指示>
 ・宮城県仙台湾において漁獲されたクロダイ
 ・栃木県壬生町において産出された原木シイタケ(施設栽培)

 
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◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

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◇原子力安全広報課
電話:03-3501-1505
   03-3501-5890

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原子力安全・保安院