◎【第444報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(6月25日14時00分現在)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
・3号機タービン建屋地下の滞留水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送(6月10日8:26から6月23日9:50)
・3号機タービン建屋地下の滞留水を集中廃棄物処理施設へ移送(6月25日10:13から)(パトロールにより漏えい等の異常がないことを確認。)
・5,6号機側海底土被覆工事開始にあたり、被覆工事施工時の汚濁拡散及び土砂流入を防止するために、発電所北側防波堤5,6号機取水路前面エリアへのシルトフェンスの設置を完了(5月16日)
 福島第一原子力発電所港湾内における海底土被覆工事における作業のため、5,6号機取水口付近に設置のシルトフェンスの開閉作業を実施(5月24日12:10から13:05、6月23日9:25から9:50)
・淡水化装置の高圧水ポンプのグランドリーク水を受けるポリタンクから水の漏えいを確認。(6月23日10:15)現場確認の結果、漏えい水はポリタンクから水が溢れたもので、堰内に留まっており、漏えい量は約6.6リットル程度と推定。当該淡水化装置を停止し、ポンプの隔離を実施。
漏えい水の放射能濃度と表面線量率は以下のとおり。
放射能濃度:
Cs-134 2.6×100Bq/cm3
Cs-137 3.9×100Bq/cm3
全β濃度   9.0×104Bq/cm3

<出荷制限の指示>
 ・宮城県の一迫川のうち花山ダムの上流(支流を含む。)及び碁石川のうち釜房ダムの上流(支流を含む。)で採捕されたイワナ(養殖を除く。)
 ・福島県沖で漁獲されたアイナメ、アカガレイ、アカシタビラメ、イカナゴ(稚魚を除く。)、イシガレイ、ウスメバル、ウミタナゴ、エゾイソアイナメ、キツネメバル、クロウシノシタ、クロソイ、クロダイ、ケムシカジカ、コモンカスベ、サクラマス、サブロウ、シロメバル、スケトウダラ、スズキ、ニベ、ヌマガレイ、ババガレイ、ヒガンフグ、ヒラメ、ホウボウ、ホシガレイ、マアナゴ、マガレイ、マコガレイ、マゴチ、マダラ、ムシガレイ、ムラソイ、メイタガレイ、ビノスガイ及びキタムラサキウニ

<摂取・出荷制限の解除>
 ・福島県沖で漁獲されたイカナゴの稚魚(コウナゴ)
 
<警戒区域への一時立入りについて>
 富岡町(6月23日,24日) 
浪江町(6月23日,24日)
大熊町(6月24日)

 
-------------------
◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

-------------------
※このメールには返信できません。お問い合わせの際は、お手数ですが下記の連絡先までお願い致します。

◇原子力安全広報課
電話:03-3501-1505
   03-3501-5890

-------------------
原子力安全・保安院