◎【第432報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について(6月7日14時00分現在)

前回からの主な変更点は以下のとおり。

1.原子力発電所関係
・3号機タービン建屋地下の滞留水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送(6月3日10:15から6月7日8:25)
・4号機使用済燃料プール代替冷却系において、二次系循環ポンプが過負荷トリップしていることを確認(6月4日20:03)。もう1台の二次系循環ポンプを起動(同日20:27)しており、プール水温の上昇はなかった。現場確認を行ったところ、ポンプモータ付近に焦げ痕を確認したため、消防署に連絡(同日21:27)。公設消防は、「火災ではない」と判断(同日23:30)。
また、類似事象発生可能性の調査を行うため、もう1台の二次系循環ポンプを停止(6月5日10:30)。確認の結果、端子接続部の施工が不十分であったため、修正作業を実施中。端子接続部の修正作業が終了したことから、当該ポンプを再起動(6月6日18:16)(起動時のプール温度は42℃でプール温度管理上も問題ない。)
・サイトバンカ建屋からプロセス主建屋へ滞留水を移送(6月6日10:18から17:05)
・集中廃棄物処理施設と雑固体廃棄物減容処理建屋の間にあるトレンチ(共用プールダクト)のたまり水について、水位が上昇してきたことから、雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送を実施(6月6日17:27から6月7日8:04)。

2 原子力安全・保安院等の対応
 【6月6日】
  ・原子力安全・保安院は、東京電力株式会社に対し、汚染水の処理設備の稼働後速やかに、同社福島第一原子力発電所内の汚染水の貯蔵及び処理の状況並びに当該状況を踏まえた今後の見通しについて当院に報告を求めていたところ(平成23年6月9日お知らせ済み)、本日(平成24年6月6日)同社から報告書を受領。

<警戒区域への一時立入りについて>
大熊町(6月7日)


<飲食物への指示>
○出荷制限の指示(6月6日)
・福島県国見町において産出されたウメ

 
-------------------
◇緊急時情報ホームページ
(過去の発表を御覧になる際、また設定変更・解除等の際は、こちらからお願い致します。)
http://kinkyu.nisa.go.jp/m/

-------------------
※このメールには返信できません。お問い合わせの際は、お手数ですが下記の連絡先までお願い致します。

◇原子力安全広報課
電話:03-3501-1505
   03-3501-5890

-------------------
原子力安全・保安院