皆さん、こんにちは。
台風の前の静けさなのか、今日の東京は真夏です。
観測では26度強と言う事は、手元の寒暖計ならかるーく30度は超えてるかと思います。
さて、今年もこのシーズンがやってきました。
えっ、何かって?
それは、台風進路予測のシーズンと言うことです。
昨年の夏期からお読み頂けている方はご存知かと思いますが、あくまでも個人的観測として、独自の台風進路並びに防災情報を書いているんです。
個人的には、進路的中率8割以上だったかなと。
まぁ、そんな的中率などを誇示する事は無意味で、何よりも皆さんの防災に少しでもお役に立てればと思い、今年も極力予測していきたいと考えている次第です。
早速ですが、台風3号について解説いたします。
あっ、その前に、私のブログでお知らせする台風進路予測は、あくまでも個人的な見解であり、相当の責務を負う公的予測に順ずるものではありません。
従って、皆さんにおかれましては、こんな見方もあるんだから、念のために準備しておこうと言った動機を啓蒙出来るだけで充分であると考えております。
予めご了承の上、お読み頂ければ幸いです。
この3号ですが、本来沖縄周辺で形成され、順を追って九州~西日本へと範囲を広げるはずの梅雨前線を、一気に押し上げてしまいそうです。
その為、現段階では主に中心より南側に集中している雲に加え、今後北側に梅雨前線を従える事が考えられ沖縄・大東島や一部の太平洋岸で大雨を降らせる可能性があります。
また、前方に高気圧がある事で、ブロックされる事とまだ然程偏西風が強くない事で、関東沖通過時も速度が速くなることは無いと考えられます。
現段階での予測進路は、関東の沖合い小笠原付近を通過すると言う見方が主流ですが、私はその考え6分、伊豆諸島南部を通過する可能性を4分と見ています。
理由は、高気圧の動きです。
現在は、元々二つであった高気圧が結合し大きなものとなっていますが、今後は南と北に別れ、台風がその間を通る可能性を見ているからです。
ただ、海水温からも台風自体が異常に発達する可能性は低く、北寄りを通ったとしても距離があるので、太平洋側で一時的に強い雨を降らせる程度では無いかと考えています。
注意すべきは、波です。
台風本体が南沖を通過した場合、お天気の崩れに見合わない強いうねりが入る事があります。
どうぞ、明日・明後日そして明々後日までは、太平洋岸の各地において、釣りやレジャーボート等は充分な注意と情報収集をお願い致します。
それでは、地震の話に入りたいと思います。
タイトルにあります通り、ちょっと大きな図を掲載したいと思います。
以下は、私達に大変有用なデータを提供して下さっている「行徳地震前兆観測プロジェクト 千葉香取電波観測」を見やすいように加工公開して下さっている「SCさん」のグラフを集めたものです。
(平素からのご苦労に大変感謝しております)
比較は、昨年の震災前14日間と直近14日間のものです。
◆千葉香取20110226~0311
◆千葉香取20120522~0604(3日13時~4日13時)
このグラフを見て一目瞭然なのは、震災前に現れた台形状の波形が、ここ数日何度も、そして大きく現れている事が判ります。
これが示す意味を考えると、三種類の見方が出来ます。
①震災により、電波の伝播環境が変り、この様なデータが出やすくなった。
②震災震源より千葉香取に近い震源での歪みにより、大きな反応となっている。
③単純に、震災規模を遥かに上回る規模の発震が近づいている。
私の推測では、②の可能性が高いのではと見ています。
また、以下のグラフは、いつもお世話になっている気象庁柿岡地磁気観測所の地電流データです。
同じく、昨年の震災前14日間と直近を比較しています。
◆20110226-0311 地電流
一部欠損しているのは、雷雨による故障回避の可能性があります。
ただ、単純比較しても、上記の電波と地電流の流れが、震災前と符合している様に感じます。
また、e-PISCOさんの長野松本大気イオンに関しても、断続的な異常増加が止まらない状態で、この対応震はもはや想像の域を越した規模となっています。
その他、電磁波や植物生体電位、地電位、γ線観測等でも、直近大き目の地震を示唆する様なデータが、頻繁に出始めている様ですし、地震雲や体感に関する情報も日に日に多くなっています。
そして、これら発震の引き金に成りそうな事象も控えています。
先日もお伝えした太陽のコロナホールによる高速太陽風並びに磁場の乱れです。
非常に大きなコロナホールが出現し、その影響が早ければ今夜から遅くても明日の夜には到達し、地球磁場に大きな影響を与えそうです。
また、今日の深夜にMクラスの中規模フレアも発生しています。
これは、地球に正対する位置でのフレアではありませんが、超高速で拡散するように宇宙空間に放出された太陽風の一部が、前を行くコロナホール由来の太陽風を追い抜き引っ張ると言う可能性があります。
その場合、更に強い影響をもたらす可能性を考えなければなりません。
そして、言わずとになりますが、その磁場の乱れにより、地殻が反応する可能性もあわせ考える必要があります。
警戒域・期間共に一昨日のブログに掲載したとおり変更は無いと考えております。
また、先程宮崎えびのでの発震があり、中央構造線に関連するものなのか、火山性なのか検証中です。
暫くは、後続に注意して下さいね。
準備と心構え、そしていつも申し上げております、何よりも家族や大切な人の不安や悲しみを癒してくれる貴方の素敵で優しい笑顔が大切です。
もう少し頑張っていきましょう。
Marianafan HIRO
PS.読者さんからのご質問について。
「雨の日は地震が起こり辛いと言う仮説について」
非常に良く聞く通説とも言える仮説ですね。
ただ、これら気象現象に関する仮説には以下のものもあるようです。
・震源の気圧は低くなる
・雨の後、気圧が上がると起きやすい
・発震直前は厚い雲に覆われる 等々
従って、正直な所、定かでは無いと言うのが答えかもしれません。
ただ、私の仮説では、震源付近では磁場が乱れたり、電磁波が放出されたりする事から、雲が出来やすいと考えております。
気象の常識として、局地的な雲が出来れば上昇気流が発生し、その周囲では気圧が高くなります。
日本の地震の多くが海洋プレートに関連する海洋震である事を考えると、震源が海洋であれば、その周囲に当たる陸地では雨が降らないことになりますね。
こう言った逆説なら説明がつくのではと思っています。
また、内陸断層での地震で、急激に暗くなってきて稲妻があった後地震と言う事象にも符合します。
あくまでも震源の気圧が下がると言う仮説がベースになりますが、比較的海洋地震の震源が低い気圧となっているケースが多いように思います。
説明になりましたでしょうか?
あと、そうこうしている内に、再び宮崎で震度4クラスが発生してしまいました。
まだ続く可能性は否定出来ませんので、引続きご注意願います。