皆さん、こんにちは。
地震関連のブログは後程とさせて頂いて、北九州市での瓦礫受け入れ問題についてお話します。

まずは、以下の映像をご覧下さい。



http://www.youtube.com/watch?v=4l4onL5K6FY

ご覧頂けない方へ簡単に説明させて頂きますと、映像は、北九州市の焼却施設に試験焼却の為に運び込まれる瓦礫を載せたトラックとそれを監視する市民を映したものです。
情報では、市民側に逮捕者2名が出たとの事で、映像には一列に整列し市民に圧力をかける警察官らが映っております。

また、Youtubeの本ページには、同種の映像が多数有り、その多くには共産圏の軍隊さながらに市民をブロックする警察も見れます。

そして、特出すべき点は、トラック通過時の放射線計測です。
平時0.06~0.07μSv/h程度であったのが、トラックが近づいてくると徐々に跳ね上がり、最接近時0.6SμSv/h、つまり10倍近くにまで上昇しました。

今回、市側は試験焼却と申しておりますが、こちらの焼却炉にはバグフィルター的なものは無く、仮に高線量の焼却煙が放出された場合、それはそのまま風に乗り近畿圏に降り注ぐでしょう。

瓦礫受け入れについては、賛否あろうかと思います。
ただ、放射性物質が混入している可能性がある瓦礫を受け入れる事が、本当に被災地に貢献することになるのでしょうか?

量的に埒の明かない量であっても、まず東電が瓦礫を受け入れ、同社が誇るバグフィルター搭載の施設で焼却し、更にフクイチ施設内で一時保管等を行い、それでもと言う状態にした上での話では無いかと思いますし、映像の様に通過しただけで線量が上がる訳ですから、被災地から北九州市までずっと放射線をばら撒き続けてきた事にもなります。

また、トラックの運転手さん、積み込み作業に当たった方々の軽装ぶりにも閉口します。

北九州市は、いち早く太陽光発電や自家発電に対する啓蒙政策を開始するなど、評価に値する活動が顕著であっただけに残念でなりません。

市側は、100Bq/kg以上は取り扱わないとありますが、既に東海市が測った釜石市の瓦礫では「890Bq/kg」と言う報告もあるようです。

また、北九州市は、運搬費名目で40億円を受け取ったとの報道もあります。
お金の為、トラックのビニールシートの上から計測して、0.216μSv/hの放射線で安心・安全と言い、無理矢理焼却を行うと言われても仕方ありません。

本当に被災地に貢献したいのなら、どうしたら40億円もかかるのか、北橋市長は市民に説明すべきです。

未だ仮住まいの被災者の方々に40億円もの資金が投入されれば、多くの方が安心・安全な生活に近付けるのでは無いですか?

同様の考えを持つ他の自治体も、今なら間に合います。
もっと違う形の被災地貢献を考えて下さい。

Marianafan HIRO