皆さん、こんにちは。
昨日は、「Twitter」&「なう」のみでの報告で失礼致しました。
さて、今日は、いきなり本題からスタートです。
と言うのも、一昨日もありましたが、ブログ入力中の発震と言う後手を踏まない為です。
私は、仕事の合間を見ながらデータ収集を行い、その時点での考察をします。
そして更に、データ収集・考察と言った作業を3~4回は繰り返し、最終的な入力作業に入ります。
なので、最初のデータを拾って考察したのが昼頃でも、更新は夕方になってしまうんです。
でも、その間にも地震は続いているんですよね。
ですので、今後は、地震予測に直結するお話とそれ以外を切り離し、更に、データ収集・考察ごと更新をかけれるようにして参りたいと思っております。
その為、乱文になることも、一つ前の考察が一転する事も出てくるかも知れませんが、情報の即効性が必要な段階になってきていると見ておりますので、どうぞご容赦頂ければと思います。
それでは、昨日警戒をお願いした件についてからお話して参ります。
昨日、日本時間の11時頃、柿岡地電流に激しい反応が入りました。(以下)
因みに、同一スケールで記録した、今日現在(時間はUTC)のグラフです。
その後、約2時間後に下記の様にGOES衛星の磁気観測や高エネルギー電子量に反応が出ました。
地球の地上観測である地磁気や地電流に反応が生じる場合、事前もしくは同時期に衛星やHAARP等に反応が入ることは多々あります。
しかし、このように地電流が反応した後に動くのは、極めて珍しい事象であります。
当然ながら地電流反応には様々な要因が考えられる為、仮説中の仮説、更には偶然が重なった事も充分に考え無くてはなりませんが、この地電流の反応が、地球磁場の変動を生むレベルで生じた地殻活動を捉えたもので、それが、約2時間後に衛星磁場・高エネ電子・HAARPにも現れたとする考え方は、時系列からも強ちと考えるにこれまた充分であると考えます。
その場合、過去例から推測出来る発震可能性として、反応6時間後~24時間程度の間に、柿岡観測点からおおよそ半径100kmの範囲でとなります。
昨日の、Twitter&なうによる警戒情報は、それをもってのものでした。
そして、一夜明けた今、改めて検証をしてみると、当初の予測である日本時間の昨日20時~今日の20時迄の警戒と言う括りに多少疑問が出て参りました。
以下は、19日から現在に至るまでのM2.5以上の発震歴です。
その中で、ピンクが対応震の可能性で、黄色は遠距離ながら規模が大きい為に対応の可能性がある発震になります。
しかし、今迄の地電流反応を鑑み、また同時刻に微小ながら鹿児島鹿屋地電流にも反応があることを考えると、この様な規模で対応震と見るには規模が小さすぎるのでは無いかと言う懸念が浮かびます。
正直あまり想像したくない状況ですが、この反応に対する明確な理由付けが出来るまでは、最大5月25日程度までは、警戒を強めて頂きたく考えております。
もう一つ大きな動きがあります。
以下は、防科研Hi-netから頂いたここ1週間の発震歴です。
今までの傾向としては、水色で囲った場所が、最も多く発震しておりました。
しかし、直近24時間に限ってみると、圧倒的に赤で囲ったエリアでの発震が多くなっております。
この付近は、先だってお話した太平洋プレートと北米プレートとの境界面の直上であります。
この部分で、断続的な地殻崩壊が起きていると言う事は、非常に由々しき事象と考えられ、先日のブログに書きました第二次東北地方太平洋沖地震の可能性について考えるべきと言っている様な気がしてなりません。
現段階では、まったくの私論ですが、私の中で3つの仮説が鬩ぎ合いをしている状態です。
◆もう、その様なエネルギーは無く、大きな地震によって弱まった地殻が、再び活動を開始したプレートの沈み込みに耐え兼ねて崩壊している為、大きな発震の前兆ではない。
◆東北地方太平洋沖地震で微妙に切れ残ったプレート接合面が今切れ始めているもので、今後数箇所で同様な破損が同時に生じた場合、連動大地震と成り得る。
◆境界面西側で発震しているのは、東側で控えるアウターライズ地震の前兆である。
以上は、あの未曾有の体験をされ、今も苦しみ、懸命に頑張っておられる当該地区にお住まいの方々へ、追い討ちの様な心労を与えるべくしてお話しする訳ではありません。
しかしながら、もう来ないと安堵すべき状況で無いのは、データが示しており、現段階で結論を見出すには乏しいデータながら、万が一に備え警戒を頂きたく、敢えて今日の段階で公表しました。
そして、更に一つ。
種々のデータにも異常があります。
◆千葉房総半島清澄山大気イオン濃度増加が依然続いております。
レベルとしては、大地震の前兆であってもおかしくない事象です。
但し、この手のデータは、静穏化(収束)してからの発震が多く、現段階で即発を示唆するものではありません。
引続き監視して参ります。
※このデータを供給して下さっているコムシステムさんが、新たに茨城・常総に観測点を設置して頂けた様です。
現在、若干の増加傾向で、こちらも監視対象と考えております。
◆相模原MF帯電磁波データに、依然変動があります。
突発的な大きい反応と断続的で小さな反応を繰返しており、今後収束してきた時は要警戒なデータとなってきます。
◆相模湾の振動波形に、中程度の振れが目立ってきました。
殆どが茨城発震とタイミングが合っておりますが、間の観測点が反応微小に対し相模湾が大きくなっている事が気になる所です。
また、富士山周辺で極小振動が多発している傾向があるようです。
◆千葉香取電波は13時以降データそのものが無く、収束では無いようです。
このブログの冒頭、情報の即効性をお話しておきながら、今日もこんな時間になってしまいました。
その間にも数回地震が発生しております。
このように、情報はほんの数分後には過去のものとなってしまいます。
出来る限り情報から隔離されない生活をお過ごし頂きたいと思っております。
総論として、
★東北・関東太平洋沖エリアに厳重警戒
★茨城柿岡から半径100キロ県内に最大M6(M5位なのではと考えておりますが)の可能性
★千葉東方沖~相模湾エリアに厳重警戒
★糸魚川~静岡構造線沿いに厳重警戒
☆紀伊半島沖~日向灘に中規模警戒
☆伊豆諸島~小笠原近海に長期的な警戒
と考えております。
また、沖縄近海については、台湾方面まで拡げて注意をお願いしたく存じます。
と言うのは、昼頃の地震が本震である確証が無い為です。
先程の地震が深発性の発震であったことから、仮に前震であった場合、震源が浅くなり震度が大きくなる場合や小規模の津波を誘発する可能性があります。
引続き充分な準備と心構えをもってお過ごし下さいませ。
もちろん、あなたの素敵な笑顔も忘れずに!
では。
Marianafan HIRO