皆さん、こんにちは。
私、昨夜から悩んでいます。
いえ、考えてきた事や予測に関して、大筋で間違っているとは考えられないですし、変更する訳では無いのですが、他にも大きな見落としがあるのではと考えてしまっています。
そう考えるに至ったのは、昨日の茨城南部地震の不可解さからです。
昨日のブログでは(事後になってしまいましたが)、予測に合致する根拠も含めてお話しましたが、それは前日の連続微震を分析しての事。
そもそも、「何故この地にこの様なストレスが生じたのか」と言う根本には踏み込んでいませんでした。
震災当初から数ヶ月間、私の予測の8割は震災震源域の活動に偏っていました。
それは、世界各地で活発に動く太平洋プレートを考えての事でした。
今も千葉東方沖~相模湾にかけてを第一警戒域とする根拠も同様、太平洋プレートがベースであることは言うまでもありませんが、加えて、茨城~三陸が動くと相模湾や東京湾が動くと言う過去の記録が後押ししている部分があります。
つまり、茨城~三陸にかけて発震した以上、その左側が影響を受けない訳が無く、加えて隣接するフィリピン海プレートが動くと言う考え方です。
ところがどうでしょう。
確かに、小笠原近海(硫黄島)での深部発震や相模湾の微振動は、それを肯定するデータとして今日も観測されておりますが、それに固執するあまり、そもそもの太平洋プレートと北米プレートの境界面を発散済みと決め付けていた気がします。
その様に申し上げると、当地にお住まいの方々を無碍に怯えさせる事になり兼ねないので、言葉を慎重に選ばなければなりませんが、どうしても、まだ潜むものがある気がしてならないんです。
実は、ここまでが明け方4時頃までに入力した部分なのですが、その後、この懸念を裏付ける発震が続く事となってしまいました。
以下は、昨日の茨城震後、現在までのM2.5以上のリストです。
実に、38回中33回までもが、太平洋プレートの沈み込みが関連していると思われる発震なのです。
今まで、茨城北部内陸震について、その震源の深さ(10キロ未満)ゆえ、震災後に小断層が発震しているものと見ていました。
しかし、プレートの落ち込む先に合わせた方向と深度での発震がこうも重なると、北米プレート下への沈み込みは、今もって活動的なのではと推測できます。
その証拠となり得るのが、北海道中部山脈下部で起きた2度の大深度地震と昨日から続く茨城南部地震です。
そして、ここに来てプレート境界面西側での浅発地震も発生しております。
これが、境界面の東側ならばアウターライズであり、大型プレート境界型地震後の事象と推論できるのですが、西側のいくつかは、いずれもプレートの沈み込みが活動的と言う証拠にしかならない事象なんです。
仮に、太平洋プレートが再び活動的になったとすると、数人の予測家や研究者が言われる、第二東北地方太平洋沖地震又はその拡大エリア版の可能性も視野に入れる必要があるかも知れません。
と言いましても、その場合は、今回の震災によって考えられた様々な前兆に反応が出るでしょう。
現在は、それらから警報に値するデータは出ておりません。
ただ、視野の一部とする必要はありなのかなと言うお話です。
継続的に観測を強めて参りたいと思っております。
さて、本日の状況です。
大気イオン濃度の清澄山ですが、依然として高濃度を検出しております。
このデータは、何よりも千葉東方沖の動きを予測する上で重要であり、一般論で言う、イオン放出が収束してから数日~数週間が最重点となりそうです。
他に、千葉香取電波観測では、収束気味の中、突発的で強い反応が見え隠れする状況。
こちらも完全収束とは行かない状態です。
相模原のMF帯電磁波は、4月末から続く変調が未だ継続中です。
柿岡地磁気観測所のデータは、比較的静穏となっています。
相模湾等の微震を続けている観測点は、それぞれ状況は変わらないようです。
また、長野での発震ですが、火山性微動なのかは不明ですが、長野松本での度重なる大気イオン増加に見合うレベルの地震では無いので要注意です。
また、静岡裾野付近での発震も同様の思います。
これは、昨日までにお話したフォッサマグナ帯の糸魚川ー静岡構造線にあたります。
従いまして、昨日のブログでお話しました警戒域・レベルは継続中と見ており、加えて、長期的な視野で東北地方・関東太平洋沖地震(青森東方沖~千葉東方沖)についても、監視を強めていく体制に入る所存です。
無論、脅かす訳でも妄想をする訳でもなく、ただ私論ながら予測の進捗を淡々とお話申しあげたに過ぎません。
危機的な前兆が拠出した訳では無いので、過度の反応はくれぐれもなさらない様お願い申しあげます。
それでは、これからも準備と心構えを常に、そして素敵な笑顔と共にお過ごし下さいませ。
Marianafan HIRO