皆さん、こんにちは。

いやー、ほんとすいませんでした。


えっ、何が?

と言いますと、「ブログが長ーい!」と言うお叱り?激励?に対してです。


限られた時間、特に携帯で見る際、カテゴリー毎にブログが分かれていないと、地震予測などで重大なアドバイスがあっても、原発のお話を読んでいくだけで時間がなくなってしまったり、その逆も。


でもね、そもそも地震・原発・気象・政治は、それぞれがリンクしているお話なんです。

ついつい知りたい事を直で見てしまい、その背景や因果関係に目を向けない事だけは避けたいという思いがあって、一緒にお話していくべきと考えておりました。

ただ、地震予測の情報に行き着けないと言う話では本末転倒になってしまいますので、とりあえず、「地震と気象」「原発と政治」と言ったカテゴリーに分ける様に致しました。


なので、この更新は、「地震と気象のお話」です。


まずは、

ここでは初めてお伝えする情報からです。


皆さんは、国土地理院と言う役所をご存知でしょうか?

なーんとなく、地図を統括しているところと言った感じは判ると思います。


大まかに言えばそう言う事で間違えは無いのですが、この国土地理院は地震予測の上で非常に重要な役割を担っております。


それは、地殻変動情報です。

一ヶ月及び一年で、日本列島がどの位動いたかと言うものです。


何故いきなりご紹介したのかと言えば些か簡単なお話で、ある掲示板にデータの変調が伝えられていたからです。

私自身久し振りだったのですが、改めて地殻移動を見てみると、いくつか気付く事があります。

まずは「硫黄島」の激しい動きです。

直近1ヶ月(2012/02/15-2012/02/29と2012/03/17-2012/03/31の比較)で、垂直方向に最大7.9cm、水平方向に最大5cmも移動しているんです。

更に、この1年で見ると垂直最大158.2cm、水平では最大81.4cmとなっています。(10年では3m以上)

以前見た時は、震災による移動が顕著で、徐々に収束するのかなぁと考えていましたが、この1ヶ月のデータは非常に大きなものになっています。

また、本州房総・茨城にも以下の様な動きがあります。


◆垂直(1ヶ月)移動が大きな地域

【隆起】

千葉鴨川2.4cm

千葉大網白里2.4cm

千葉勝浦2.3cm

千葉富津2.2cm

千葉松尾2.2cm

千葉市川1.9cm


と言う様に、房総半島での大きな隆起が観測されており、1年で見ても同様な方向性を見せております。


日本全体の一年前との差異で見ていくと、

【北海道】南部が隆起、北部が沈降も共に微小。

【東北】震災震源域と青森北部は隆起(但し、福島西部並びに岩手北部と福島いわきは大きく沈降)、それ以外特に日本海側は沈降。

【関東・甲信越・中部】いずれも隆起傾向。(房総は大きく)

【近畿・中国・四国】概ね隆起傾向も微小。

【九州・沖縄】九州南部及び沖縄は隆起、九州北部は沈降も微小。

となっております。


際立っているのは、周囲が隆起している中、茨城阿見だけが-6.4cm(一ヶ月対比)と沈降していることです。


全体的な分析では、小笠原・南鳥島や沖ノ鳥島、更に南大東島の北西方向への水平移動、硫黄島の激しい隆起が伺え、太平洋プレートの大きな動きを裏付けるものとなっております。

加えて、上記の通り、房総半島にも顕著な隆起が見られます。


房総つながりで、毎度こだわっている房総沖の海面下400m海水低温域ですが、本日の発表(データは昨日)でも健在で、低温域の中心は約9度。

ほんの数キロ周囲に行くと15度以上ですから、必ず原因が有るはずです。

ひょっとすると、太平洋岸で観測されている干退現象との関連もあるかも知れません。


上記に合わせて、以下の防災科学技術研究所Hi-netMapをご覧下さい。


Marianafanの地震と原発のお話


これは、この7日間の発震履歴です。

琉球海溝と駿河湾沖・伊豆諸島・小笠原方面で、深発性の発震が相次いでいるのが判ります。

プレート境界部深発性と言うキーワードが見えてきます。


深発ではありませんが、先程11時15分頃父島近海・深さ約10kmで、M5.3の発震があったようです。


柿岡地電流ですが、日本時間の13時前に反応が入っています。

地磁気や太陽活動とは違うようですし、降雨も無いですから、地殻反応の可能性があります。


この地電流や大気重力波、植物生体電位に関する地震予測方法等を判り易く解説したラジオ録音がUPされております。

地震前兆総合観測センターの斉藤先生が朝日放送ラジオに電話出演された時のものです。

以下のHPからお聞きになれます。

http://www.jsedip.jp/


その植物生体電位の京都で、先程から変調が出ております。

因みに、この24時間京都での降雨は観測されておらず、地電流の変化を感じている可能性があるやも知れません。


微細ではありますが、千葉八街の植物生体電位にも今しがた反応が入ったようです。

若干降雨が有るようですが、それにしては急激な反応のようです。


大気イオンに関しては、長野松本・東京昭島共に対応する地震待ちの状態に変わらずで、長野松本のデータは脅威を感じるレベルと見ています。


1時間ほど前に南米チリでM6.5の発震があったようです。

被害が無ければ良いのですが。。。


最後にトリガーとなる太陽活動ですが、久し振りにMクラスのフレアが発生しましたが、地球には正対していないので、影響は最小で済みそうです。

但し、ここ数日、高エネルギー電子量が増加状態であり、アテンションライン(10の4乗)スレスレで推移しています。


体感・雲共に、発震が近いことを感じさせる報告が相次いでおります。



総じてですが、プライオリティーの若干な変動はあるものの、基本今まで通りの予測と考えております。


隆起状況を見ると、小笠原周辺及び太平洋南部海域、更にはマリアナ諸島までの警戒レベルが上がると思います。

また、昨日申しあげたフォッサマグナ域も警戒です。

そして、茨城南部~相模湾までのぐるっと回った海域も、今まで通りの警戒でお願い致します。


ほんとに長い間、もう、いい加減地震の備えも疲れたかもしれません。

でも、自然の驚異は、そのタイミングを狙っています。

頑張ってる貴方に皆が感謝する日が必ず来ますので、どうぞ辛抱して準備と心構え、そして何よりも大切な笑顔・家族を愛することを体現してお過ごし下さいませ。


私の好きな言葉に「人間力」と言う言葉があります。

有事にはこの人間力が、自らのみならず、多くの命を救う力になるでしょう。

強さも弱さも、優しさも冷静さも、全て人間力です。


でも間違えてはいけませんよ。

一人でその全てを兼ね備えている人なんていないんです。

私は弱くて怖がり。

それで良いんです。

それを上回る笑顔や優しさがあればね。

きっと、誰よりも勇敢な人や強い人、何があっても涙を見せない人もいるはず。


つまり、真の人間力とは、自分の持っていない部分を備える人と協力していける力です。

眼(まなこ)を広げて、貴方の傍にきっと居るであろう貴方に無いものを持っている人に、しっかりつばをつけておきましょうね。


それではまた。


結局長くなってしまいました。


Marinafan HIRO