皆さん、こんにちは。


昨日は、インドネシア・スマトラ島付近で、非常に大きなM8.6の地震がありましたね。

また、その2時間後にはM8.2と言う規模の地震も続きました。


被害については、住民の迅速かつ落ち着いた行動もあり、最小レベルで済んだようです。

被災されました皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。


さて、この地震。

私が第一報を受け取ったのは、発生してから約10分後(Twitterによって)の事でした。

その後直ぐにUSGSのHPにて事態を確認、自らもツイートするなど、以後は逐次入ってくる情報を分析しながら、現地の被害並びに津波の範囲を捉える様に動きました。


毎度の事になりますが、その頃の地上波TVでは通常放送。

16時50数分台から一斉に始まるニュースショーのトップを飾ると思いきや、伝えたのはNHKのみで、民放のニュースソースに登場したのは、米国が津波警報を出してから随分時間が経過していたと思います。


最近何かにつけては、地上波TVの天気予報やニュースに噛み付いていますが、まったく、たまたま横ズレ断層地震で、津波も最小レベルで済んだから良かったものの、なぜツイッターや海外通信社の報からこうも遅れるのでしょう?

官公庁の発表待ち?

独自の通信網は?

何の為の海外支局なんですか?


もちろん気象庁だって、瞬時に捉えていたはずですよね。

相変わらず、責任やら慣例やらで、人の命を一番に考えられない人達。

Jアラートが聞いて呆れます。


震災以後もまったく是正されないお役所仕事に、思いっきり憤りを感じずにはいられません。


いけないいけない、そうそう、横ズレ断層についてです。

私の未熟な知能でも判り易く解説してある為、日頃よりお世話になっている「東京大学地震研究所」さんの「広報アウトリーチ室(地震・火山の科学をもっと身近に)」の地震・火山情報ページに、今回の地震に関する情報が掲載されています。

http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201204_sumatra/

今回の地震がいかにして発生したか、詳しく記述してありますので、どうぞご参照くださいませ。


簡単に申し上げると、断層地震には正・逆に加えて、横と言うものがあり、今回がまさにそれに当たります。

性質としては、プレート境界面では無くその外側(アウター)で起きるものです。

例えば、数枚重ねた紙をシュレッダーに差し入れた時、一番上の紙が入らずたわむ様にくちゃくちゃになる事を思い浮かべてください。

その盛り上がるような海底面(ライズ面)で起きる地震(アウターライズ地震)です。


ただ、上記の資料でも言っておりますが、この様なアウターライズ地震はたわみが崩壊する形で発生する場合が多く、横ズレで発生するのは非常に珍しいようです。

これにより、津波が最小限で済んだ訳で、仮に横ズレではなく縦に崩壊していたとしたら、再びあの2004年の様な、いえそれ以上の津波を生じていたかも知れません。


それだけに、情報伝達の即行性に疑問が残ります。

あっそれと、NHKのニュース9だったかなぁ?

アナウンサーが地震関連の解説員に、「これは余震と見て良いのですか?」と投げかけた時、解説員は「余震かどうかはまだ判りませんが・・・」と続けたシーンがありました。

確かに規模、性質からすると、正しくは関連地震又は影響地震と言うべきです。

その時は、メカニズムも判っていなかったのですから、まだそうとは言えないと言う解説員は正しかったと思います。

ところが、アナウンサーは、その後も余震と言い続ける始末。

東日本大震災の時もそうでした。

明らかに関連地震・連動地震なのに、各局「余震」「余震」と言い続け、正常性バイアスを煽ってばかり。

挙句は、長野や静岡で続いた大型震まで、これは震災の余震とまで。


またいつもの悪い癖が出てしまいそうですので、これ以上申し上げませんが、事あらば収束傾向と世論を先導するやり方は、こと、地震と原発に関しては、絶対止めて頂きたいと思います。



さて、現在の状況からです。


前述の通りインドネシアでの大きな発震があり、その後の関連震やアラスカやメキシコ、南洋諸島各地での発震を考えると、一時平静となっていたプレート活動が、再び活発化したと見て良いと思います。


連動の仕方が、インドネシア→ニューージーランド→東日本と来た、昨年までの経緯を思い出しますね。

しかし、今回はそう安直かつ長い猶予は無いと考えています。

理由は、メキシコ・アラスカ・大西洋・インド洋等、全地球的に及ぶプレートの反応が早いことです。

M4~5クラスの中型以上の発震が、数多く発生しております。


今後、マリアナ海溝付近やニュージーランド周辺、アリューシャン列島付近と、日本近海において厳重な観測・警戒が必要であると考えています。


さて、日本に目を向けましょう。


いつもの地電流においては、昨日急上昇と言うあまり見ない事象が観測され、つい今しがたは急降下を観測しております。

太陽磁場が一時南向きに傾いた為、その影響かとも思えますが、少しタイミングがずれている点、現在は北向きになっている点を考えると、昨日を含めて軽視できないデータであると思います。


また、長野松本大気イオンにおいて、昨日も大増加が続いています。

こうなると、火山活動まで疑うべきかも知れないでしょう。

他の観測点も含めて、要注意監視となります。


今、巷の前兆系掲示板を騒がせているのは、干退現象と言う事象です。

10日に三重県二見の夫婦岩で異常な引き潮が観測され、その後神奈川をはじめ、各太平洋沿岸ぶにおいても報告がされているようです。

http://jishin.b5note.com/xn-0kqv4szr2a29z/4287/


月の引力等から算出される予想潮位に対し、実際の潮位が大きく狂う事象で、海底岩盤の崩落等の目安になります。

その関連になるかは判りませんが、先日から海底400mの海水温に、奇妙な兆候が現れております。

下記は、2010年と2011年の4月11日海面下400mの海水温図です。

Marianafanの地震と原発のお話

Marianafanの地震と原発のお話


また、下図は、1ヵ月前の3月11日の同図です。
Marianafanの地震と原発のお話


そして以下が昨日の海水温です。

Marianafanの地震と原発のお話


白丸で囲ったエリアは、非常に温度の低い場所。

海流の関係や地形の影響であるなら先月や前年・前前年にも出ていそうなものですが、ここ数日現れた低水温域です。

まさかとは思いますが、干退現象と関係が無ければ良いのですが。。。


再び地電流を見ると、また大きな反応として急降下が入っています。


◆長野松本大気イオンで断続的に発生している大増加

◆東京昭島大気イオンで発生した大増加

◆柿岡地電流の異常反応

◆地震発生事例の多い雲観測

◆電磁波観測の異常値

◆電波観測の収束報告(未確認)

◆スマトラ地震

◆プレートの活発な活動事例

◆国内域での発震回数・規模共に増加増大傾向にある

◆海水温の気になる事象

◆クジラをはじめ、多くの海生動物や鳥等の異常行動


これらから、やはり日本領域並びに近海においても、厳重警戒期にあると判断します。


最大警戒は、フィリピン海プレート境界面が絡む、

千葉東方沖~東京湾・相模湾・駿河湾~紀伊半島沖。

琉球海溝。

小笠原近海


関連震や震災アウターライズ震として、

東日本太平洋沖


歪みによる影響震として、静岡・山梨・長野と関東・新潟・秋田・北海道各内陸部と考えます。



それでは、これからも素敵な笑顔で、しっかり準備、しっかり心構えで頑張りましょう。


Marianafan HIRO