皆さん、こんにちは。
いやー寒いです。
こんな事言うと北陸など日本海側で、今日も大雪と格闘されてる方に叱られてしまいますね。
寒いというのは、東京の軟弱男子の弱音と笑ってやってくださいませ。
一昨日の山梨東部発震以来、まさに風雲急を告げると言いましょうか、全国的に中大型震が発生しています。
プレート全体が活性化したのか、それとも分散発震が始ったのでしょうか。
未だ確証の得られないままです。
ただ、新たなステージへと移行しつつあるのは確かかも知れません。
以前は、サンドウイッチ諸島・ニュージーランド・パプアニューギニア・インドネシアが主発震地であったのに対し、最近は、フィリピン・台湾・琉球海溝~駿河海溝と北側に移行してきているからです。
また、山梨東部・富士五湖地方の発震も、あれ程の発震(震源の深さも)は無いものでした。
しかし、茨城~岩手に関しても、依然として活発的に発震を続けている事も無視出来ません。
ですので、正確には、新たなステージが加わったと申し上げるべきでしょう。
さて、ここ二日間は、今更と言う感もあるのですが、過去の富士山周辺地震や噴火・関東大震災・千葉~茨城での大型震について復習しておりました。
多くのケースで、これらの連動性が疑われ、検証・分析されているからです。
ウィキペディアのデータによれば、直近の大正関東大震災での連動は以下の通りです。
大正12年(1923年)5 - 6月
茨城県東方で200-300回の群発地震(有感地震は水戸73回、銚子64回、東京17回)が発生。
.大正12年(1923年)9月1日
11:58 M7.9 本震・相模湾付近(関東大震災)
12:01 M7.3 東京湾北部付近(本震の一部とも考えられています)
12:03 M7.2 山梨県東部付近(本震の一部とも考えられています)
12:17 M6.4 相模湾付近
12:23 M6.6 神奈川県中部
12:39 M6.6 三浦半島沿岸
12:48 M7.0 東京湾
13:30 M6.3 神奈川県西部
14:23 M6.7 神奈川県西部
15:19 M6.5 千葉県東岸
16:38 M6.8 山梨県東部
9月2日
11:46 M7.3 千葉県勝浦沖
18:27 M7.1 房総半島沖
22:09 M6.5 神奈川県西部
今までは、東日本大震災の地震からの波及的関連震並びにプレート活動から、茨城・千葉沖への警戒を第一と考えておりました。
相模湾・東京湾北部、更には東海~南海地震については、注意深く見守るも直近を示唆するものは見当たらなかったからです。
しかし上記の様に、茨城沖での群発から山梨東部が関連してきた事により、一気に約89年前のケースが出てきてしまったのです。
また、合わせて東海沖・遠州灘等が含まれる事により、
1853年
3月11日 M6.7 小田原地震
1854年
7月 9日 M7.6 伊賀上野地震(伊賀・伊勢・大和地震)
12月23日 M8.4 安政東海地震(東海・東南海地震)
12月24日 M8.4 安政南海地震
12月26日 M7.4 豊予海峡地震
1855年
3月18日 M6.7 飛騨地震
9月13日 M7.2 陸前地震
11月 7日 M7.0~7.5 遠州灘で地震(安政東海地震の余震)
11月11日 M7.0~7.1 安政江戸地震
と言った例も視野に入れる必要も出てきてしまい、更に飛躍していけば
1703年12月31日 M8.1 元禄関東地震
1704年 5月27日 M7.0 羽後陸奥地震
1707年10月28日 M8.4~8.7 宝永地震(東海・東南海・南海連動型地震)
1707年12月16日 富士山の宝永大噴火
と言った可能性すら出てきます。
しかし、悪い材料ばかりとは言えません。
先の山梨東部震も度重なる茨城沖発震にしても、群発と呼ぶには規模が大きい事です。
これは、今まで通り東日本大震災の地震からと関連を限定していけば、明らかな分散発震と言える規模です。
重ねて、岩手沖・千葉沖にも同様規模が発生していることも、その説を後押ししてくれます。
北海道~アリューシャ列島での発震が収束傾向にあることも、フィリピン海プレートの接合部に対し北側(日本海溝)でのストレスの低下を示唆するものかも知れません。
いずれにしても想像の域を出るに足らぬ情報ばかりです。
引き続き兆候を精査していくに他ならない、いわば緊迫した状態であることには変わらないと言えましょう。
また、昨今話題になっております、筑波大学の八木先生のお話にも触れておきたいと思います。
先生は、筑波大学大学院 生命環境科学研究科 准教授で、固体地球物理学を専門とされてる方です。
今回(28日)発表されたのは、大きく分けて2点。
一つは、震災級の発震に至るエネルギーが、東日本大震災では日本海溝付近で蓄えられていたこと。
もう一つは、震災でプレートが破壊されたとされる南北460キロ、東西180キロ程度の中で、急激に破壊されたのが宮城県沖約250キロの日本海溝に近い深さ約10キロ、直径約30キロの領域と特定した事です。
この海溝に直接歪みが蓄積されていると言う推測を考えると、震災で破壊されたプレートの南端である茨城県沖の日本海溝付近に巨大なひずみが蓄えられている可能性が大きいとしています。
もしそうであれば、震災で放出されたエネルギーと同クラスの破壊が生じる可能性を秘めているとなります。
私の薄学推論では、このエネルギーが分散して発散している可能性も捨てきれないものの、数々の素晴らしい研究成果を出されている先生の意見は、無視するどころか、大いに参考にすべきでしょう。
やはり、今後の見極めですね。
現在の状況をお知らせします。
引き金となりそうなXクラスの太陽フレアの直撃は回避できました。
しかし、その後噴出したCMEの影響は、少なからず到達しそうで、早ければ今日夜から太陽風が早まり、磁気が乱れてくるかもしれません。
そう、私が今迄のブログで発震予測の一つとして考えてきましたHAARP磁気モニターについて、私なりの見解をお話しておきます。
震災当初のデータを見る限り、地震との関連性を疑うべきと言う見解は今も変わらないのですが、究極的に人工地震説が根強い以上、以下の点を明確にしたいと考えます。
あくまでも私論ですが、
◆多くの反応は、太陽活動の影響による磁気の乱れを検出
◆地殻崩壊による磁場の乱れ・電磁波等の影響を検出
と考えています。
HAARPから放出される低周波等の刺激が、地震を誘発していると言う説には、正直否定的です。
ですので、HAARPを直接見られている皆さんに申し上げたいのは、必ず現在の太陽による影響がどうであるかを考え、それが地殻反応を捉えているものなのかを見極めて頂きたいと思います。
他の磁気モニターにおいても、柿岡等の地磁気・地電流についても同様です。
その、現在ですが、前述の通り太陽の影響到達は少なく、磁場を乱す要因は無いと考えられます。
一方、高エネルギー粒子や電子は多い状態が続いています。
更に、柿岡地電流においても、M4~5の発震に呼応するかのように上下を続けています。
ただ、現段階においては、小康状態と見て良いと思います。
昨今の反応だけを抜き取ると、発震の直前反応として、非常に有効と見れそうですので、今後も柿岡地電流は第一に考え監視して参ります。
もう一つ、有効な前兆を示してくれていると見られる千葉香取電波観測について、現在大きな反応が入っています。
ここ数日の発震は、この様な大き目の反応が収束した後にあるケースが多く、こちらも要監視としています。
今まで、参考にしながらも若干懐疑的な部分もありました植物生体電位について。
千葉八街で観測されているデータの反応と、昨今の地震との整合性が顕著となっている様に思えます。
こちらも引き続き誠意を持って監視して参ります。
このブログを執筆している間にも愛知中部で大深度地震があったようです。
これからも大正大震災・安政東海~南海地震・安政江戸地震・元禄関東地震・元禄東海~南海地震について研究すると共に、既述のデータの監視を強めて参りたいと思っています。
最後に予測になりますが、今までの様な具体的予測がままならないのが現状であります。
敢えて予測をしていくなら、茨城~沖縄までの太平洋側全域について警戒を強めてとなります。
もちろん、全て沖合いと言う訳ではありません。
過去に発震した履歴がある場所が最重点となるでしょう。
従って、茨城沖・千葉東方沖・東京湾北西部・相模湾・伊豆諸島南部・駿河湾・紀伊半島沖・日向沖・奄美~南西諸島沖となります。
その精度は、周辺域や相互での発震傾向からより増してくると考えます。
裏を返せば、突然ドンと来た場合は、正直お手上げです。
ですので、無責任のようですが、広域について警戒と言わせて頂きます。
その上で、しっかり準備と心構えを持って、心を落ち着けて、笑顔を搾り出してください。
たとえ搾り出した笑顔でも、それは多くに人の動揺を取り去り、勇気を与えてくれるでしょう。
みんなで仲良く、みんなで情報を伝え合って、みんなで怯えて、みんなで乗り越えましょう。
あっそうそう。
大事な事。
雲に関して、やはり興味深い雲多出です。
警戒していきましょう。
また、体感ですが、私的にはあります。
直前を表す体感が徐々に出てきています。
詳しく症状は申し上げられませんが、阪神淡路前に入院・検査を強いられ発震後消えた症状で、東日本大震災の地震前にも現れた症状が先日現れました。
関連は無いと信じたいです。
Marianafan HIRO