皆さん、こんにちは。

今日の東京は、ほんと春を思わせる様な天気です。

快晴(放射状雲と断層雲以外は)で、窓越しに室内へと差しこむ日差しは、初夏すら連想させる強さになっています。


「狭い日本そんなに急いで・・・」と申したりもしますが、いえいえ、日本は南北に長く、様々な気候の地域があるんだなぁと改めて思っちゃいました。


さて、先程千葉県印西市付近を震源とした発震がありました。

規模はM4.0・最大震度は2、震源の深さは73kmとの事です。

内陸ではありましたが、震源が深かった事が幸いしたようです。

突き上げるような直下型震では無く、ゆっさゆっさと言った揺れ感と「ゴゴゴゴーッ」って言う地鳴り感の両方があったと言う報告がきています。


この辺りは震源としての実績こそあるものの、もともと確かな断層は確認されておらず、プレートの歪みを受け止める形の小規模断層崩壊の結果であろうと推測している震源です。

しかし、今回の様な深さとなると、プレートそのものの発震を疑う可能性もあるでしょう。

発表されている傾斜角・すべり角・方向等を見ると、大きなプレート地震では無いと推定できますが、今後の発震を注視する必要はあると思います。


昨日「なう」「Twitter」で申し上げましたフィリピン海プレートの活動ですが、益々顕著になって参りました。

先だって発生したスマトラM7.2以来、非常に多くの地震を発生させております。

特に、フィリピンのミンダナオでの発震後、紀伊半島沖が動き出すなど境界面震が更に活発化し、再びミンダナオ、スラウェシ、台湾、ニューギニア島、フィリピン・サマールとM5レベルの発震が続いています。


日本でも、紀伊半島沖・遠州灘・房総沖・銚子沖そして先程の千葉印西市等、フィリピン海プレート境界面と考えられる発震が増えつつあります。


私がいつも申し上げる仮説の話になりますが、「先日行き着いたフィリピン海プレートと太平洋プレートの固着は、やはり強固である」と言う説で考えると、このプレートの動きは東日本大震災震源域を有する日本海溝(太平洋プレートと北米プレート境界面)においても同様に発生するとも考えられます。

事実、茨城・福島・宮城・岩手・青森といった太平洋沖でも、多くの発震を記録しいる事がより一層の真実味を巨長しています。


震災後、ここで公表を始めた当初言い続けていたのは「フィリピン海プレートと太平洋プレートの固着否か」であります。

そして、多数派が固着強固であった事もあり、次の発震は「フィリピン海プレート境界面」であると想定してきました。


その説が、今現実的になってきたと言う事でありましょう。

今更申し上げる話でもありませんが、プレート境界面では一方が下方へ、もう一方が上方へとすれ違うように動きあう事が判っており、その摩擦や引っ掛かりからの開放が地震となります。


フィリピン海プレートで言えば、ユーラシアプレートの下に潜り込んでいると言う事です。


この沈み込みは、境界面で同様な動きをするのであれば、下記図の太赤線沿いでは同じリスクが発生していると見るべきでしょう。

そして、この一年の間、赤線内の発震リスク域では、ニュージーランド・インドネシア・パプアニューギニア・フィリピン・茨城北東沖~岩手南東沖・アリューシャ列島で、M7以上の発震が観測されており、残るリスク増域を考えると、まさに茨城南東沖~琉球トラフまでが浮かび上がってくるのです。

Marianafanの地震と原発のお話-プレート図2

ではなぜ、なかなか発震しないのか?

私は、そこに太平洋プレートが関連していると考えています。

直近でも発生していますが、マリアナ諸島域での地震です。

先程固着が強固と申し上げました両プレートですが、唯一地震を多発させているエリアです。

これも推測ですが、マリアナ諸島にはバガン島など火山島があります。

この上部まで来ているマグマ熱が関連しているのでは無いでしょうか。

定期的にマリアナ海溝付近で発震があることで、対岸である相模湾~南西諸島域での発震が抑制されていると言う事です。

あくまでも推測ですが、つじつまとしては非常に有力な考え方だと思います。


昨日マリアナでM5レベルの発震がありました。

ある意味、これがある内はとも考えられます。

ただし、もう一つ憂慮しなければいけない点があります。

インドネシア・ニュージーランドと言った大型震を発生したエリアでは、地殻活動のメカニズムが同じでありながら発震時に動いていない境界面があり、それがその後に動いて修正している経緯があります。


一方、東日本震災震源域にも同様に動いていない場所があります。

震災後、M7クラスの発生はありましたが、震災震源域の上下での修正が多く、依然大きなエネルギーを有しているであろう場所があるのです。


この場所が、大きく動く事があった場合、予てから警戒すべきとしている、浅い地殻の修正地震、つまり浅発性アウターライズド地震に繋がる可能性もあります。


理論は判ったから、何時来るの?と聞かれてそうですね。

これに関しては、やはり「ただ今~数年間の間」としか申し上げれないのが実情です。


東海~琉球トラフまでの発震は、近づいているものの、マリアナでの発震で少し時間が取れるかもしれません。


しかし、特異な形状が入り組んでいる千葉沖に関しては、何らかのきっかけで箍が外れる様な発震が想定されますので、何時来てもと言わなければならないでしょう。


また、震災震源域で動いていない場所(茨城南東沖・福島南東沖・岩手北東沖・青森沖他)も、同様に何時来てもと見ています。


具体的なデータを見ると、太陽活動は不安定ながら現段階では強い磁気は到達しておらず、比較的静穏な状態です。

ただし、NASAの最新データを見ると6時間前後と10時間前後に短期的な中程度の乱れが到達しそうです。

各衛星系磁気データの乱れ・一過性の磁気嵐になるかもしれません。(NASAのこのデータは変更になる可能性が高いデータなので、常に最新を見ていきます)


地磁気に関しては、現在も不安定で、柿岡地電流速報値は、急降下中です。


千葉香取電波観測も完全収束には至らず、単発的な反応が続いています。


気象庁の海面下400mの海水温で、千葉沖に17度と言う高温域が拡がってきました。

要注意かと考えています。


引き続き、種々のデータを監視し、直近を思わせるデータが生じた際は、警報を出したいと考えております。


用心に越した事はありません。

私は、的中率を競っている訳でも、ブログのカウントを増やす目的でもありません。

むしろ、素人のあて酔狂、外れまくる事が最良と考えております。


あまり過度に緊張を宛がう程の信頼性は無いと考えて頂き、あくまでも用心として準備の確認、心構えにお役立て頂ければと思っております。


最後に、あまり上手く写っていないのですが、今朝の雲を少し。

皆さんの報告とは違い、不思議な事に、立川方面を根元にした放射状雲でした。



Marianafanの地震と原発のお話-120118_110529

Marianafanの地震と原発のお話-120118_110143


それでは、今日も一日、素敵な笑顔でお過ごし頂けます様に!


Marianafan HIRO