皆さん、こんにちは。

東京は、今日も快晴で、日なたはビックリする位ポカポカしてました。

でも、風の当たる日陰となると、すっごく寒くて、まったくどんな洋服を着ていけば良いのか悩む毎日です。


と、言いましても。。。。

極寒の雪の中、当てにならない暖房器具しかない仮設住宅や半壊住宅でお過ごしの方々に比べたら、とんでもなく幸せな環境なんでしょうね。


ところで、何でなのでしょうね。

南関東だけがポカポカ&カラカラなのは。

ここ数年、毎年毎年こんな冬が顕著になってきてます。


気象庁は、ラニーニョや温暖化の為と言っていますよね。

もちろん関係無いどころか主たる原因ではあるでしょうが、どうもそれだけじゃないような気がしてきました。

以前にもご紹介致しました気象庁海水温データを、地震予測研究者的斜坑した視点で見ると、この南関東だけ温暖な別の理由が見えてくるんです。


あっ、その前に、南関東だけ温暖な理由の一般論をもう少し詳しくお話しておきます。


海洋国家であるわが国日本の気候が最も顕著に影響を受けるのは、海流や海水温の温度です。

その中でも、南関東に関連するのは、太平洋岸の琉球海溝から南海トラフ・駿河トラフ・相模トラフと北上してくる暖流(黒潮)と東北から南下する寒流(親潮)、そして双方がぶつかる位置となります。


本来冬場は暖流の速度が低下し、寒流の勢力が関東沖にも及びます。

しかし、特に今年は暖流の速度が速く、未だに夏場の様な勢いを保っています。


【下記図 関東沖 海流図】

※青が濃いほど海流が早いことになります。


2010年1月上旬の海流

Marianafanの地震と原発のお話-関東沖海流_2010年1月上旬


2011年1月上旬の海流
Marianafanの地震と原発のお話-関東沖海流_2011年1月上旬


2012年1月の海流
Marianafanの地震と原発のお話-関東沖海流_2012年1月上旬


仮に、温暖化による海水温上昇とラニーニョ現象が理由とすれば、以下の2010年と12年の海水表面温度は、当然ながら12年の方が温かになります。


Marianafanの地震と原発のお話-関東沖海水面_2010年1月上旬
Marianafanの地震と原発のお話-関東沖海水面_2012年1月上旬


良く見てください、一見すると12年のが低いようですが、房総沖にまで延びる20度の海域があります。

これは2010年には見られなかった高温域で、強い暖流が房総沖銚子付近にまで温かな海水を運んでる証拠です。


水は、温かいものは上へ、低いものは下へと行き、それが海洋全体の海流の源となる訳で、暖流も冬の寒気で冷たくなった海水が潜り込み、深部の温かい海水が上昇する動きを繰り返し流れます。

しかし、その理論からすれば、2010年の様に12年も海面の温かい状態が一層拡がってるはずです。


では何故表面に温かい海水が供給され続けないのか?

それは深部400mの海水温に鍵があります。

つまり、ラニーニョや温暖化だけでは、南関東の暖かさは説明がつかなくなる訳があります。


以下は、2010年と12年の海面下400mの海水温データです。


Marianafanの地震と原発のお話-関東沖400m_2010年1月上旬

Marianafanの地震と原発のお話-関東沖400m_2012年1月上旬


海面下400mでは、海水面とは違って12年の方が温かくなっています。

仮に、暖流の速さだけが理由と説明するなら、千葉東方はるか沖が最も海水温が高く、相模湾沖で一度温度が低下する理由の説明できません。

千葉東方はるか沖の海面下400m海水温を20度に迄にする熱源は、海流では無く別の理由がありそうなんです。


それならば海水面と深部での温度差が無くなり、上から下へと下から上へと言う上下の混ざりが弱くなり、海流全体の弱まりと共に表面が寒気によって冷やされたと説明できるんです。

そして、その熱源が地殻の活動である可能性は、極めて有力であると思います。

地殻活動であれば、その地熱は海底のみならず、南関東の内陸部にも及ぶ事は容易に想像が出来、それが全体的に温暖な気候となっている理由にもなります。


また、その状況が長く続いた事により、地表面の水分が蒸発し、非常に湿度の低い環境となったことで、空気中の水分が少ない大気が紫外線を直射させ、益々体感温度を高める結果となったのでは無いでしょうか?

紫外線モニターがず~っとベリーハイな理由でもあるでしょう。



もちろん、上記の理由が全てでは無く、むしろほんの数%程度の要因でしょうが、この南関東だけが暖かく、乾燥している理由に、地熱が関連している可能性は否定出来ないと思います。


地熱を大きな判断材料としている米国のwww.quakeprediction.com/ も、やはり400m海水温の高い海域に面しているエリアをハイリスクと見ているようです。

また、携帯で見る読者の気持ちになってみろと叱られる長さになってしまいました。

しかも、まだ本題にも入っていない( ̄□ ̄;)!!



今日の更新は遅くなりそう。

一端下書き登録して仕事に戻るかぁ~。。。。


と言う訳で、数時間放置した後の更新再開です。


現在のデータ状況です。


コロナホールの影響到達もあるのでしょう、GOES衛星の磁気観測が非常に荒れた状態となっています。

気象庁柿岡・女満別地磁気・柿岡地電流もかなり乱れています。


リアルタイムシュミレーションを見ると少し磁気は弱まってきているので、今後、衛星磁気観測は徐々に静穏を取り戻すと予想されます。

そうなった時、地磁気・地電流のデータが意味を持って来るでしょうが気になります。

万が一、その時点でも同じ様に乱れているなら、これは地殻活動由来の可能性があります。


千葉香取の電波観測も、相変わらずの乱れっぷり、八街の植物生体電位も昨夜から激しく乱れています。


唯一静穏であったe-PISCOさんの大気イオン観測も、長野で若干上昇傾向が出てきました。

ただ、まだアベレージに反映するほどではないので、注視と言った状況です。


最後に発震傾向になります。

全体的に発震域が南北に拡がって来ているようです。

拡散と見るべきか、大きく動き出したと見るべきか悩むところです。


特に、和歌山や岐阜での発震は、予測しているエリアと言えども、南海・東海トラフ付近である為、今後の拡がりが気になります。

ただ、相対的に、琉球海溝・南海トラフ・東海トラフ及び東北~北海道太平洋沖での発震は、予測通りの反応と言って良いと思います。


しかし、他地域の発震回数・規模に対し、千葉沖での発震が比例していない事だけが、毎度の事にはなりますが危惧するところです。


今後も上記のエリアでの発震が懸念されると共に、相当量のエネルギーが溜まっていると見られる千葉沖での発震に警戒が必要と見ます。

もっとも大きいエネルギー放出となり得るのは、まずに千葉沖、ついで北海道東方沖と東海南海エリアと見ています。


震災震源各海域に関しては、現在の所中小規模の発震が絶え間なく続いていますので、大型の発震には成らないのではと思っています。

しかし、震災時に動いていないプレート境界面もあるので、それらが存在する茨城南東沖・福島沖・岩手北東沖については、敏感になる必要があると思います。

ただし、大型連動震になる要素は無いので、3月11日の様な地震にはならないと思います。

懸念すべきは、同域での浅発性の発震です。

これは、アウターライズド地震と言い、大きな津波を伴う特徴があります。

現在は、最たる兆候は無いので、無碍に怯える必要はありませんが、今後深さ5km以内の発震が続いた場合は警戒が必要です。

一般的に即発は少ないと考えておりますので、情報収集だけは怠らないようにお願いします。


また、福島に関しては震源が内陸に近い場合が多く、M5レベルでも震度に繋がり易い上に、フクイチ4号機等直接的な地震被害とは違う危険要素がありますので注意願います。


昨日、私なりの予測素純を「危険(赤)」レベルに引き上げましたが、現段階では「警戒(ピンク)」レベルが妥当と考えております。

先程も申し上げましたが、太陽磁場の影響が軽減された後も地磁気・地電流が乱れた場合は、再び「危険(赤)」レベルに引き上げる事となります。


いつも通り、笑顔・準備・心構えでお願い致します。


更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。


Marianafan HIRO