皆さん、こんにちは。


相変わらず少ないデータの中、懸命に予測を行っております。


さて、新年早々色々動きがありますね。

1月1日に鳥島近海M7、

1月3日に茨城沖M5.1。

実害には繋がらなかったようですが、非常に大きな発震が続きました。


この二つの地震には、大きな?が付きます。

鳥島地震は、先日も申し上げましたが、M7のエネルギー放出に対し、余震活動が極めて弱く、有感地震に関しては「0」と言う状態です。

大深度地震である場合、中深度の地震に比べると余震が少ないという特徴はあるものの、これ程無く、影響震と見られる発震も無いのはまれであると思います。


唯一その関連と見られるのが本日発震した茨城沖です。

しかし、そこで更に疑問が深まる事態に。

それは、ここ数日の世界(太平洋プレート境界面)における発震を見ると、南太平洋・ニュージーランド・パプアニューギニア・インドネシア等々と、西側の境界面全体の大きな動きが観測されているからです。


元々太平洋プレートの西側境界面には、付属するように固着した小プレートのフィリピン海プレートがあります。

このプレート同士の固着が強固である推測から、次に動くのはフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界面である相模トラフ~琉球トラフであるのではとなっていました。

つまり、フィリピン海プレートはもはや太平洋プレートの一部分と見なした訳です。


ところが、鳥島近海での大きな発震。

これは、フィリピン海プレート下に沈み込む太平洋プレートの深部マントル付近での発震と見られ、底部から固着の崩壊の可能性を示唆します。


そして、引き続き中深度から低深度に向けての相次いだ崩壊(余震・関連地震)を伴い、遂には固着が剥がれる流れです。


ですが、お話したように余震は皆無です。

やはり固着は強固なのか?

だとすれば、この太平洋プレートの活動から、前述の相模トラフ~琉球トラフが動くはずです。


しかし結果は、ご存知の通り茨城沖のごく浅い震源での発震でした。


ここから先は二つの仮説になります。

もちろん仮説ですから、あまり過度に反応しないで下さいね。

仮に、仮説がその通りだとしても、時節のスパンが直近の場合もあれば、年単位の場合もあります。


一つ目の仮説。

引き続き固着は強固で、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界面で、強い歪みが溜まっている説。

徐々に動いている事の修正として、北米プレートと上記プレート間でズレが生じ、茨城沖で発震があったと言う訳です。

しかしそれでは、M7もの深発地震の反動が反対側の境界面に無さ過ぎる疑問が残ります。


二つ目の仮説。

太平洋プレートとフィリピン海プレートの固着が緩み離れる傾向にある。

これならバヌアツ・グアムの発震を裏付けと見る事が出来ます。

また、大きなエネルギーが溜まっているとされる相模~琉球トラフでの大きな発震が無い事、伊豆東部歪み体積計にも反応がない事も頷けます。

しかしそれでは、茨城沖での発震の前に、固着面の北端である千葉沖が動くはずなんです。


この二つの仮説を立証するには、次の一手待ちしかありません。

次の一手が大きな被害地震にならないことを祈りつつ、中規模震の場所・規模を分析し、仮説に当てはまるのか、それとも徒労なのか見極めたいと思います。


一方、現在のデータから見ると、

太陽活動の影響が極めて低下し、それは現在のGOES衛星の磁気モニターでも明確に現れております。

しかし、50nT程度まで磁気が低下した後、擾乱の傾向があること、南極昭和基地・きく8号衛星磁気・B-SAT衛星磁気では、必ずしも一定した磁気低下では無く、場合によっても増加も見られる点が別の要因を表しているのではと考えさせます。


また、再び千葉香取電波観測にも大きな反応が入りましたし、ずっと静穏でしたHAARPにも乱れが入り始めました。

京都大学AE指数にも、500nTを超える場面も見られます。


データから見出せる結論を言えば、

太陽の影響が極端に低下している事、

必ずしもそれだけとは言えない磁気モニターが存在する事、

電波観測の反応、

AE指数の増加、

これらから見て、プレート活動が引き続き大きなもので、その影響が現れているのではと推測できます。


前述の仮説の当てはまるか否かを注視しながら、今後を見守る所存です。


昨夜お知らせした米国発信の予測は、現在の所更新されておらず、引き続き本日(UTCタイムなので日本時間の明日午前9時までを本日とする)東京を最大、千葉・神奈川・愛知を「非常にハイリスク以上」と予測しております。


体感者・雲の観測等でも、引き続き警戒レベルの報告が続いています。


個人的な感覚では、M7超の大型震の直近数時間は無いと判断しておりますが、M6クラスまでの中規模震ならばいつでもあり得る状況と見ています。

更に、誘発的な大型震の早まりもあり得ます。


震源想定に関しては、仮説が両者ある以上、従来指定したエリア継続と考えて下さい。


まるで釣りをしながら海面下の魚を想像するような、根拠に乏しい仮説を申し上げましたが、少しばかりはプレートテクトロニクス理論・現在のデータに起因するものもありますので、どうぞ、念の為で構わないので、心の奥に留めて頂ければと思います。


今年も笑顔笑顔と言い続けますよー。

何度も何度も苦しい時に笑顔で救われたから。

これからも笑顔を大切にしていきたいと思います。


三が日も、もう直ぐ明けます。

今一度準備と心構えを点検し、お休み前にでも、鏡の前で素敵な貴方の笑顔を点検してみて下さい。

きっと、これから先、多くの方が貴方の笑顔に救われる筈ですから。


では、また。


Marianafan HIRO