皆さん、こんにちは。
昨日の広島三次での発震。
とても驚かれたと思います。
なんせ、同域での大型発震は、80年振り位なんじゃないかなぁ?
たぶん1930年代にM6クラスがあったと記憶しています。
地震予測をしていて感じるのが、(今更ですが)狭い日本を網羅するのにも、膨大な時間と情報が必要なんだなぁと言うことです。
昨日の地震を注意喚起出来なかった言い訳と言われそうですが、やはり、仕事の合間の分析に限界があることを痛感させられました。
当該地域にお住まいの皆さん、事前に注意する言えずすいませんでした。
それでもやめませんよー。
毎日コツコツ、諦めないで続ける。
私の小学校時代の通知表で、毎回目標にしてと書かれてたことです。
ウン十年たった今でも目標なんです。
駄目じゃんo(TωT )
さて、またまた前置きが長くなりましたが、地震予測に入りたいと思います。
先程より久々に体感と言える様な感覚があります。
ムズムズ&クラクラって感じ。
地磁気の変調を感じてるのかなぁ?
と言うのも、ずっと静穏だったNICT B-SATリアルタイム磁気モニター・ETS-8静止衛星磁気嵐観測・南極昭和基地大気物理モニターモニター・GOES衛星磁気観測等に、微細ではありますが変化が出ました。
地上観測の気象庁柿岡・女満別・鹿屋地磁気も乱れております。
因みに、震災前には強い磁気嵐が観測されております。
これは、その直前に相次いで起きたXクラスの太陽フレアによるものと推察されておりますが、合わせてその磁場の乱れが地殻に影響を与えた為、それが発震の引き金となったと見ています。
ただ、これには違う見方もあって、大型フレアが磁気嵐を起こすことは変わらないのですが、これらの磁場の乱れが地殻の動きを活発化させ、地震発生前に火成岩の崩壊による電磁波が発生、これらの事象によっても磁場の擾乱が起きると言うものです。
この場合、衛星や海外の磁気モニターより、国内地上設置の地磁気観測に顕著な反応が出るようです。
また、地殻崩壊により地殻に含まれるラドンを放出させ、電磁波がこれらをイオン化するとも考えられております。
e-PISCOさんの大気イオン観測の原理がこれです。
また、くるかもさんや麒麟地震研さんの観測にも起因しています。
e-PISCOさんのイオンは、長野松本の大増加が収束し、危険と考えられる期間に入りました。
電磁波関連の観測団体も変調を訴えています。
現在、太陽活動は小康状態にあり、フレアも先程C5クラスを発生させたものに留まっております。
引き続き地上地磁気観測を中心に乱れが続くようだと、地殻の活発な動きを考えなくてはならないと思います。
また、これらの考え方を補完するデータとして、電波観測があります。
VHF電波のノイズ・感度を観測するもので、先にご紹介した北大森谷先生の理論がこれです。
更に、千葉香取で行われている電波観測もこれに当てはまります。
現在の千葉香取は、非常に危険なデータを示しています。
前例から考えると、これらが収束したときの発震が多いのですが、あまりに大きな変調ですので、直近も用心するべきかも知れません。
磁気・電波・電磁波ときて、次は植物生体電位です。
これは、千葉八街と京都で、それぞれ観測されてる方が公表してくれています。
これによると、明らかに動きが変わってきています。
植物学者ではないので事例の比較しか出来ませんが、千葉八街の震災前のグラフは、非常に大きな乱高下を繰返していました。
現在は、その高下の度合いが激しくなっています。
何かを感じていると疑いたくなるデータです。
京都に関しても、昨日の広島発震前、全植物で不規則鋭角変動と報告されています。
最後に発震傾向からの解説ですが、世界的に見て、昨日注意エリアとした地域でM4~5クラスの発震が続いていることから、依然、太平洋プレートとそれに関連する小プレートで大きな活動が続いているようです。
国内も概ね昨日までの注意エリアでの発震が続いているようです。
気になるのは、昨日の広島三次での発震。
南海トラフからはかなり離れている場所ですので、フィリピン海プレートとの直接的な絡みは無いと見ます。
地殻内断層地震と発表されていますが、起因が造山運動や通常の歪みによるものなのか、それとも、南海トラフ底部の固着が強靭である為に地表面に歪みが生じているのか、今後の発表や研究を注視したい所です。
以上のことから、昨日までの注意エリアは変わらない状況です。
準備と心構えをしっかり整えて、心に余裕を持ち、素敵な笑顔でお過ごし下さい。
Marianafan HIRO