皆さん、こんにちは。
雨ですねー。
あっ、東京のお話ですが、でもどうやら全国的みたいですね。
久々に気象について一言。
11月とは思えない豪雨、しかも冷たいじゃなくて、ちょっと暖かかったりする位。
数年前から言っていた事ですが、やっぱり、房総・東京南部・神奈川南部・伊豆半島・紀伊半島南部・九州南部・沖縄南西諸島は、海洋性亜熱帯気候になって来ているんじゃ無いでしょうか。
珊瑚の分布や海水魚の生息域を見ても歴然ですよね。
小笠原では、バナナやコーヒーの栽培も適して来て、奄美でも南国フルーツが実っています。
房総館山でも。
気象庁もいい加減「今年の冬は」なんて言う、日本ひと括りの予報をやめるべきだと思うなぁ。
一方、上記以外の地域は、ラニーニョの影響もあって、昨年同様寒い冬になりそうですね。
雪も沢山降りそうです。
先日のブログでも触れましたが、被災地での雪対策、仮設住宅の雪下ろし、ダメージを受けている家屋の雪加重対策を早めにお願いしたいところです。
さて、話を地震に戻しましょう。
気になっていた、先般のMクラスフレア連発の影響は、どうやら回避できたみたいですね。
仮に来るなら、いい加減遅い位だと思うんです。
今後は、昨日申し上げた太陽の猛烈な活動域が地球側を向いてどう動くかです。
今現在は、X線強度が低い状態ですので、HAARP・ETS-8・GOES衛星・昭和基地・B-SAT他各NICT観測・京大Dstは、落ち着いた磁気・磁場を表しております。
地上観測の千葉八街地磁気も、主だった異変観測はされておりません。
気象庁柿岡・鹿屋地磁気は、微妙ながら反応が入っておりますが、磁気嵐ほどの乱れでは無いので、昨日申し上げた様な、地殻崩壊の小さな電磁波擾乱を捉えているのかも知れません。
リアルタイム公開3地点の内、フィリピン海プレート・太平洋プレートの力関係に影響される柿岡・鹿屋が乱れ、比較的遠方に当たる女満別が幾分か落ち着いているのもそのせいかも知れません。
電波観測の千葉香取ですが、こちらも平常値を刻んでいるようです。
e-PISCOさんの大気イオンですが、長野松本で再び増加が見られます。
福井の連発震が対応と見る事も出来ましたが、こうなると事態は変わってきます。
仮に、福井の地震が関連していたとしても、あれで終わりと見るべきではなく、長野・新潟・北関東・中部にまで範囲を広げて、先般の福井発震が前震と言う見方が出てきますので、引き続き当該エリアにおいて注意をお願い致します。
たまにですがご報告しております、千葉八街植物生体電位観測は、上下動の幅が大きくなっているものの、直近データは降雨の影響も考えられる事から、少し様子を見るべきなのかなぁと考えます。
プレートの活動的には、依然太平洋プレートが活発で、ニュージーランド近海では、M5・M6と大き目の発震が相次いでおります。
また、インドネシア近海にフィリピン海プレート接合エリアも同様活発で、やはり、この二つのプレートを中心に見ていくべきかと考えてしまいます。
更に、フィリピン海プレートの北側に当たる千葉房総沖周辺(茨城沖を含む)での発震が著しく増加しております。
この12時間に9回を数え、内M3以上の発震が6回と規模も大きくなりつつあります。
あっそうだ、タイトルの意味にも触れなくてはですね。
タイトルの言わんとしてることは、気象庁の発表に関わります。
都市伝説的な根拠の無い話ですが、震災後、気象庁の発表があると大きな余震があると言うジンクスがあるんです。
今回違うのは、楽観論では無く、むしろ警戒を強めて欲しいと言う趣旨であったこと。
震災震源域での今後予想されるM7以上の余震(こうなると余震と言うより関連地震と言うべきだと思いますが)の発生確率を示したもので、およそ15.1%としています。
昨今は5~10%と言っていたのに、15%台と確率が上がってしまいました。
いずれにしても、気象庁の会見→地震のジンクスがあるだけに、「そぉーなのぉー」となった訳です。
気象庁は、震災震源域での余震活動としており、地震予知連絡会では、主に地盤沈下から推察したと話していたようですが、私達が目にする事の無いデータもお持ちなのでしょうか?
それとも、先の北海道大学森谷先生の発表に触発されたのではないでしょうね?
また、くるかもさんの仙台で異常電磁波が観測されたとの報告もあるようです。
さらに、先日は麒麟地震研さんからも、観測レベルオーバーの数値を感知したとお話がありました。
フィリピン海プレートばかり申し上げてきましたが、この様に震災震源域でも注意信号が出ております。
実際、千葉茨城関連以外に、震災震源域での発震も顕著に増加しています。
恐らく太平洋プレートの活発な活動を受けて日本海溝に歪みエネルギーが発生し、その日本海溝南端から北側、即ち震災震源域に影響が出ているのでは無いでしょうか?
以上が、現在の所推測出来る状況です。
相変わらず殆どのブログで断定的な予測をしておりませんが、これは、当該地域から外れた方々に正常性バイアスを起こさない為です。
つまり、仮に神奈川が危険と言う予測があったとします。
神奈川でも相模トラフもあれば、三浦断層群・丹沢方面・立川断層の直ぐ近くにも神奈川はあります。
そして、仮にどこどこ断層とまで予測しても、一般的にその断層が何処まで延びていて、どう地層に影響を与えるかなんて判らないですよね。
事実、先般の震災では、遠く離れた埼玉県久喜市で液状化が起きたりもしました。
ですので、悪戯にココが危ないなどとは言えないんです。
ついでにお話すると、多くの方々は、関東大震災を東京大震災と思っていないでしょうか。
私も最初はそうでした。
確かに、東京下町を中心に大被害が出ました。
でも、よくよく調べてみれば、関東大震災の震源域は相模トラフです。
震源域と激震域はイコールではありませんし、当時木造家屋が密集していた東京下町に対し、石造の近代家屋が多かった横浜界隈が比較的被害が少なかった理由もあります。
どうぞ、誤解や自分は大丈夫と言う感覚をお持ちにならない様お願い致します。
それでは、準備と心構えをしっかり携えて、素敵な笑顔で良い週末をお迎え下さいませ。
Marianafan HIRO