皆さん、こんにちは。
昨日は、ブログ更新が出来ず、大変失礼致しましたm(u_u)m
これからも週に2回程度抜けてしまう日が出来そうです。
緊急を要する所見が発生した場合は、短文であろうとも必ず更新しますので、沙汰の無いのは良い知らせと思って頂ければと思います。
もちろん、私の見立てでの話しになりますが。。。
さて、タイトルの説明ですが、宇宙ニュースをご覧の方は、もうご存知でいらっしゃると思いますが、今朝方太陽の(これから地球と正対してくる)端側で、かなり大きなフレアとCMEが発生致しました。
幸い、地球側に向く前でしたので影響は少ないと見ていますが、もし地球に正対している場所で発生していたら、大きな磁場の乱れ・磁気圏の擾乱を引き起こしていたでしょう。
そうなると、現在非常に不安定となっているプレート活動にも影響を与えたかも知れません。
その意味で、幸いと付けさせて頂きました。
ただ、この活動領域は、これから地球側に向いてくるので、今後の活動にも注意しなければならないでしょう。
大きなフレア・CMEの様子は、こちらで見る事が出来ますので、興味のある方はどうぞ。
さて、その太陽活動に関する現在確認できるデータとその影響を見ていきましょう。
フレアに関しては、現在も断続的にCクラスのX線到達を観測しています。
南・南東にそれぞれ活発な黒点群がありますので、今後Mクラスのフレアが発生するかも知れませんね。
影響については、一昨日まで続いたMクラスフレアの影響が目立ったレベルで到達していませんので、あと1日は見守る必要があると思います。
到達する様であれば、急激にHAARP・GOES衛星磁気・ETS-8衛星磁気他の各データに乱れが出ると考えます。
しかし、先日も申し上げました様に、太陽の影響であると言う理由が明確になっている磁気圏の擾乱は、即地震発生に結び付けられるものではありません。
なので、「HAARPがぁ~」と言う情報などに、すぐさま固まる事の無いようにお願い致します。
私が申し上げているのは、あくまでも「太陽の影響で、磁気・磁場が乱れ始めていて、その影響で地殻が反応するかも知れません」と言う意味でお知らせしているのです。
従いまして、現在、各衛星磁気観測を見る限りは静穏であります。
また、京大Dst・GOES高エネルギー電子も正常域にあります。
地上地磁気観測に関しては、気象庁地磁気観測において、微弱な乱れを観測しています。
女満別→柿岡→鹿屋と乱れ幅が増加しているので、これが地殻活動由来の磁気の乱れであると仮定するなら、フィリピン海プレート境界面の活動が関連し、それも、琉球海溝~南海トラフが活発に動いていると推測できます。
千葉香取VHF電波観測の乱れにつきまして、現在は平常値であるようですが、断続的に不安定な状態が続いています。
個人的な推測ですが、細かな地殻崩壊の連鎖が生じている証では無いかと思っています。
ただ、この状態が長く続いている為、連鎖による引き金に向かうと言うより、内陸断層での細かな修正を捉えていると見た方が良いのかも知れません。
沖合い震源の大きな活動を捉える場合は、もっと大きな乱れとなるのではと注視しています。
また、電磁波等の観測をされている団体・個人の方から、反応が入っている旨の公表があるようです。
これらは、フィリピン海プレートの活発な活動データを補填するものと見ています。
e-PISCO大気イオン量についてです。
先般の更新で、長野松本の局所的かつ断続的な増加に対し、以下のように記述いたしました。
★e-PISCO 大気イオン観測に関して
長野松本の長い間続いた異常増加が少し落ち着いてきました。
ただ、この増加は、私自身初めて見る規模のものでしたので、当該する原因が判らない限り、地殻の収縮崩壊による電磁波由来を疑わなければならないと思います。
データが機器異常で無い事は、観測者より公表されておりますので、火山性なのか、物理的な何か障害があるのか、究明・研究が必要であると思います。
万が一、地殻由来である場合は、長野の内陸発震の他、長野の属するフォッサマグナ帯全域(中部東・関東甲信越・北陸東)も注意域となるでしょう。
現在の長野は、不安定さは残るものの、正常域にはあるようです。
仮説が真説であるとするならば、朝から続く福井の発震が対応の地震であると考えられます。
引き続き長野松本データを観察する事で判ってくると思います。
ただ、増加量・時間=規模であるとすると、当該地震は小さすぎるという考え方も出来ます。
ですので、上記の赤字エリアにおいては、今しばらくご注意をお願い致します。
最後に、発震履歴から見るプレート活動推測です。
米国USGSのデータによりますと、日本時間の昨日15時~24時頃において、まれに見る活発な活動が観測されました。
わずか9時間の間に、M5以上が5回、M4以上が11回。
内太平洋プレートが関連していると思われる発震が11回。
内フィリピン海プレートが関連していると思われる発震が4回。
内ユーラシアプレートが関連していると思われる発震が5回。
内北米プレートが関連していると思われる発震が4回。
また、その後もM5クラスが2回発震しています。
上記を含め、この24時間で発生したM4以上の地震は18回、内太平洋プレートが関連すると推測される地震は約72%、M5以上でも71%となります。
これらから、太平洋プレートの動きがより活発化となっていると考えられ、同プレート及びそれに隣接するプレートの境界面で一層の警戒が必要であると考えるに至ります。
概ね、今迄の推測と変更はないものの、太平洋プレートの活動が顕著になってきている以上、付随するフィリピン海プレートとの境界面は、最大限の注意が必要と考えます。
具体的には、琉球海溝・南海トラフ・駿河トラフ・相模トラフ・日本海溝南端です。
特にと絞り込めば、千葉東方沖となります。
その他、震災震源域・北海道沖を含めた、今まで注意をお願いして参りました地域に関しても、今後も継続的に準備と心構えは解かないようお願い致します。
今日は、こんな感じとなります。
それでは、準備と心構えを持って、素敵な笑顔を。
Marianafan HIRO