その前に、先程「なう」にて「スポラティックE層」について、お問い合わせ頂いたので、
解説しておきますね。

「スポラティックE層」は、上空100㌔程の位置に5月~8月辺りを中心に発生する電離層です。
スポラティックとは、突発的にと言う意味で、平時の電離圏にはD層迄存在することから
突発的に現れるE層と名づけられました。

特定の周波数帯のみ反射することから、観測には電波の反射を用います。

地震との因果関係については、正直「らしい・・・」程度のデータです。

プレートの動きによって地殻に歪みが生じると、地殻中の花崗岩等の岩石が圧力を受けて崩壊します。
すると起電力と言われる弱い電気が発生する事が判っています。これをピエゾ効果と言います。

各地でピエジ効果によって発生した電気は各々に差がある為、電位差が生じて電流となり、
プレートの動きに合わせて波長を刻みます。
この高周波電流は、電磁波となり、空中で雲のように滞留しE層を形成すると言う理論だと思います。

実際、研究者には、微弱電磁波は、土壌と言う絶縁体を通過出来ない為、空気中に放出されるものは
極めて微量で、殆どにおいて気象現象と位置づける方が多い為、らしいと表しました。

ただ、この微弱電磁波が土壌を貫通しないと言う推論は、イコール地震雲のできる
ファクターの一つも否定してしまいます。
因みに、地震雲の発生に関しては、一部の方に地熱による水蒸気も関与していると言う方がいます。

ですので、私自身は、スポラティックE層が地震前に発生する可能性を否定するには至りません。

多くの地震予知事象に言える事ですが、地域差・時期・気象に差がある以上、
100%の予測はあり得ないと思います。

従って、あらゆる事象を鑑みて、その足し算で確立を考えるべきではと思います。

いや、地震予測どころか、近況もお伝えしないまま、こんなに長くなってしまいました。

続きは、パート2で。