日々気になる事象が発生します。
今日は2つの地震に着目したいと思います。

最初は、6月14日午前3時51分に若狭湾沖で発生した地震です。
M5クラスでしたが、非常に深い震源域でしたので、陸地での震度は記録されませんでした。
しかし、かなり強力なエネルギーを持っていたことは事実です。

一般的なプレート地震では、このような大深度では発生しません。
では、この地震は何を意味するのでしょうか?

これらの地震は、(ここでは改めて講義はしませんが)深発地震と言われるもので、
プレートテクトニクスで言えば海洋地震に分類されるものです。
簡単に言えば、沈み込んだプレートがマントルに突き当たり、
プレート自体の重さに耐えかねて性質変化を起こしたり、反り返ったり、
ちぎれたりして発震すると考えられています。

最たる特徴は、発生箇所が深発地震面と言われる限られた場所と言う点です。
日本近海では、東日本の太平洋側や千島列島南部に見られます。
また、南海トラフにも約100km程度までの深発地震面が存在されると見られています。
これは、沈み込むフィリピン海プレートが、まだ大深度に達していない為と考えられているからです。

改めて、30日間の地震発生を見てみると、同様の大深度地震が沢山発生しています。
この回数は、従来観測されてきた深発地震の回数を大きく上回ります。
そして、疑問も生じます。

それは、南海トラフにて発生してる深発地震が、想定深度を遥かに上回る200km超での発震である点です。
深発地震面が想定されていない場所なんです。
ここからは、専門の学者さんたちの領分ですが、何か異変があるのは確かだと思います。

更に、そもそも気になった地震の若狭湾沖深発地震。
深発地震は、深発地震面で発生するんじゃなかったのでしょうか?
それとも、マントルの動きが?
ここにも、何かが起きていると思います。

いずれの場合も、素人の私には結論まで導く事は出来ません。
しかし、国民が動揺すると言う言い訳を楯に、情報隠蔽を常態化している公官である以上、
私たちも注視していくべきだと考えます。

これらの事象については、今後も報告して参りたいと考えております。

2つ目の気になる地震に続く。