朝日新聞の電子版6月10日12時4分に、以下の情報が記載されました。

「東京電力は10日、福島第一原発で復旧作業にあたっている協力企業に勤める40代の男性が、意識不明で福島県いわき市内の病院に運ばれたと発表した。
 男性は9日、発電所内の放射性物質が飛散しないように敷地内の建物や地面に樹脂をまく作業をしていたという。
 東電によると、男性は9日作業を終えて広野町の施設に宿泊。
 10日早朝、同僚が意識のないことに気づいた。
 同日午前8時前、前線本部があるJヴィレッジに常駐している医師が診察。
 自発呼吸はあるものの、発熱があり意識不明のため、ドクターヘリでいわき市内の病院に運ばれ、治療を受けている。」

と言うものです。

昨日は、原子炉に向かうバスの中で体調不良を訴えた男性(40代)が、最終的に心臓の手術となった報道がありました。

そう言えば、資材搬入中の男性の心臓疾患による死亡もありました。

足を汚染水につけてしまった作業員のその後も気になります。

低線量被曝による発ガンばかり取りざたされていますが、被曝によってこれら心臓への負担もあると聞きます。

日本を守るため懸命に働いてくれてる彼らの、命の管理は本当にされているのでしょうか?

事態の隠蔽につぐ隠蔽でここまできた東電・政府。
もし、こう言った被曝症状について、何らかの隠蔽があったらと考えるとゾッとします。

これらの事態をより捉えやすく出来る為に、二つの書籍をご紹介致します。

一つは、予てからご発言を引用させて頂いている京都大学の小出先生の著
「原発のうそ(扶桑社新書094)」です。

もう一つは、NHK放映された「被曝治療83日間の記録~東海村臨界事故~」を本にしたもので、
「朽ちていった命-被曝治療83日間の記録-(新潮文庫:NHK「東海村臨界事故」取材班著)です。

是非ご購読いただけると嬉しいです。