術後3ヶ月の診察日。
北風が強く、とても寒い朝でした
久しぶりの病院
数日前から悪魔の囁きが…
「体調良いし、コロナ怖いし、病院キャンセルしちゃおうかなぁ…」
寒さにめっぽう弱く、面倒くさがりの私はそんな事を考えては
「いや、だめだめ!ちゃんと最後まで診てもらわないと!」
と、葛藤していました
今日の為に出勤を代わってもらったし、先生からしっかり卒業証書を貰おう(証書などありませんが
)と、準備して向かいました
緊急事態宣言中だからかいつも渋滞する国道が空いていて、珍しく45分も前に着いてしまいました
とりあえず受付だけ済ませていつものタリーズへ待つのは覚悟していたのに、暇つぶしグッズを持ってくるの忘れた
イヤホンと読みかけの本を持って来ればよかった…
とりあえず待つ。ひたすら待つ。今日はどれだけ待つのか、、
最後だから待ってもいっかとは思えない。早く終わって帰りたいのが本音
最近気になる目元のたるみとクマに効くマッサージを調べて実行しながら抹茶ラテを飲む
そんな中癒しが…
隣にお母さんと赤ちゃんが座りました。赤子がこっちめっちゃ見てる目が合うと笑う
なんて可愛いのー
こんなご時世なので、声を掛けるのは躊躇っていたのですが、お母さんの方から
「きれいなおねえさん好きだねー」
って
「なぬ?もうすぐシジューの黒グマだらけの私をお姉さんと」
この親子は私の事をどんだけキュンキュンさせるんじゃーい
昨日間違えてヘアアイロンを洗濯してしまった事が無かった事になるくらいの破壊力
可愛い女の子だと思っていた赤ちゃんは7ヶ月の男の子で、川崎病の治療のために通院しているとのことでした。こんなにちっちゃいのに入院もして、お母さんも疲れているだろうに笑顔いっぱいで可愛くて
少しだけ身の上話をして、私をたっぷり癒して去っていきました


改めて店内を見渡すと、赤ちゃん連れの人や年配の人、一見健康そうに見える人、色んな人がいるけど、それぞれ病気や事情を抱えているんだな、と思いました。
やっぱり健康が一番
健康に産んでくれた母に感謝と、子ども達の健康は私が守らねばという気持ちになりました


結局病院到着から2時間後に呼ばれました

体調を聞かれ、
「元気です
」

内診と、超音波で脇腹(腎臓だっけ)の診察をしてもらい、お腹の傷もきれいなので卒業となりました

わーいわーい

気になっていた事をひとつ
「今後子宮がん検診はどうしたら良いですか」
「子宮頸がんは2年に一度くらいでも良いのでやってください。(切除した所に稀にできるものがあるそうです)卵巣は残っているので近くにかかりつけ医をつくって定期的に診てもらってください。今回診察をしているので今のところは問題ないです」と

長きにわたり本当にお世話になりました

思えば友人にこちらを紹介してもらってから約10ヶ月。長いようなあっという間だったような…
担当医や看護師さん、携わってくれた方々に心から感謝します

会計を終え出口を出た瞬間、退院の日の事を思い出しました。
お腹の傷をかばい、体力も戻っていない中、夫と一緒にゆっくりゆっくり駐車場まで歩いたあの日。
それから3ヶ月。もう小走りどころかダッシュもできます
体力も完全に戻り、何でも出来ます。

この先の人生、子宮はありませんが、まだまだ女性としての意識を持ち、楽しく健康に過ごしたいと思います
