佐藤多佳子さんの 「しゃべれども しゃべれども」 を読みました。
この本、良さそうだなと思っていたので、
旅行用に取っておくつもりでしたが、、、我慢できず、読んでしまいました。。。
やはり、良かったです。
地味な話なのですが、、、何度もじわーっと胸が熱くなりました。
この話の主人公、今昔亭三つ葉の私のイメージは、
ケンコバです。(ケンドー小林)
頑固で気が短い若手の噺家なのですが、
人情味と男気に溢れた温かい人です。(好きなタイプ♪)
自分を表現することが苦手で、世間とのコミュニケーションが上手く行かないメンバーが
ひょんなことから、三つ葉のところに集まり、落語を教えてもらうという話なのですが、
それぞれの人生模様がリアルで愛らしい。
特に、関西から転校してきた小5の村林優の話では、何度も涙ぐみました。
決していじめられっこキャラではない村林は、
関西弁と、生意気な態度によりクラスで浮いてしまっていました。
それでもクラスの連中とあくまでも戦う姿勢を崩さない彼と、
心配し過ぎて、神経質になっている母親。
村林を助けたい、落語教室の大人たち。
その為に、彼に、野球を教える元プロ野球選手(湯河原)自身も、
いざと言う時に無口になっていまい、野球解説が上手くできずに悩んでおり、
三つ葉のいとこで、
子供のころから吃音が原因でいじめられっ子だったおぼっちゃま、
ハンサムで内気で、優男なテニスコーチの綾丸良も
常にいじめられっ子だった自分と重ねて、村林を心配します。(タイプは全然違うのだけど)
腰まである長い真っ黒な髪を、頭のてっぺんで二つにすとんと分けて、
GジャンとGパンも真っ黒で、中にレモン色のシャツを着ている。
あごがきゅっと細く、目は切れあがっていて、まさに猫だ。黒猫。
三つ葉がこう表現したのは、十河五月。
彼女は、口下手な為に失恋、とことん世間を疑って生きているといった感じです。
三つ葉は最初、この十河のことを 「俺の嫌いなタイプの女」と言っていたが、
綾丸良に言わせれば、めったにいない、骨格から美人な綺麗な人。。。
この描写の、黒いGパンに黒いGジャンにレモン色のシャツ というのは、、、
なんという悪趣味な。。。と私も思ったけれど。。。
(GパンにGジャンって、、、アメリカ人か?(笑))
十河は、私のイメージでは、桐谷美玲です。
普段、思いっきり無愛想でとがっている桐谷さんが、
時々弱音を見せたり、がちがちに緊張したり、恥ずかしそうにしたりしたら、
滅茶苦茶可愛くないですか??
この話の後半の、三つ葉と十河の中学生的恋愛模様、かなり好きです。
人とのコミュニケーションが苦手な彼らと関わりながら、
自分の問題点にも気が付き、成長していく三つ葉と、彼らが、
江戸版×上方版(関西版)の落語対決発表会を開催することになり、
村林苛めの親分である宮田という少年も発表会に招待して、
「まんじゅうこわい」
を披露するところは、かなりハラハラするし、熱くなります。
結局、何をしても解決になったのかならないのかわからないままとも言えるのだけど、
発表会の後は、なんだかスッキリします。
発表会後に、見に来たいじめっ子やクラスメイトの前で、
「俺な、明日から、東京の言葉しゃべるんや」
と村林が言うところでは、胸がつまりました。
明日が昨日より少しでもマシな保証はどこにもなかった。
ただ良いことが二つあった。
彼を嫌っていない級友がいることを村林が知った。
村林の母親がはじめて息子の噺をきちんと聞いて納得してくれた。
そう。
たったこれだけで、いいんです。
これで “良し” なのです。
綾丸良は“良し”が圧倒的に足りない
十河五月も“良し”がもっと必要だ。
村林優は無理をした“良し”が多い。
湯河原太一は一部で極度に多く、一部で極度に少ない。
外山達也(三つ葉のこと)は満タンから激減して、何がなにやらわからなくなっている
この文章、
自分の事のように、すっごく良くわかりました。。。
“良し” が上手く言えなくなった時、人は悩むのかもしれない。。。
やはりバカボンのパパは天才だね。
「これで良いのだ!」
明日からはインド。
旅行には、三浦綾子の「海嶺 (上)、(中)、(下)」と
辻村深月の「ツナグ」を持って行きます♪
この本、良さそうだなと思っていたので、
旅行用に取っておくつもりでしたが、、、我慢できず、読んでしまいました。。。
やはり、良かったです。
地味な話なのですが、、、何度もじわーっと胸が熱くなりました。
この話の主人公、今昔亭三つ葉の私のイメージは、
ケンコバです。(ケンドー小林)
頑固で気が短い若手の噺家なのですが、
人情味と男気に溢れた温かい人です。(好きなタイプ♪)
自分を表現することが苦手で、世間とのコミュニケーションが上手く行かないメンバーが
ひょんなことから、三つ葉のところに集まり、落語を教えてもらうという話なのですが、
それぞれの人生模様がリアルで愛らしい。
特に、関西から転校してきた小5の村林優の話では、何度も涙ぐみました。
決していじめられっこキャラではない村林は、
関西弁と、生意気な態度によりクラスで浮いてしまっていました。
それでもクラスの連中とあくまでも戦う姿勢を崩さない彼と、
心配し過ぎて、神経質になっている母親。
村林を助けたい、落語教室の大人たち。
その為に、彼に、野球を教える元プロ野球選手(湯河原)自身も、
いざと言う時に無口になっていまい、野球解説が上手くできずに悩んでおり、
三つ葉のいとこで、
子供のころから吃音が原因でいじめられっ子だったおぼっちゃま、
ハンサムで内気で、優男なテニスコーチの綾丸良も
常にいじめられっ子だった自分と重ねて、村林を心配します。(タイプは全然違うのだけど)
腰まである長い真っ黒な髪を、頭のてっぺんで二つにすとんと分けて、
GジャンとGパンも真っ黒で、中にレモン色のシャツを着ている。
あごがきゅっと細く、目は切れあがっていて、まさに猫だ。黒猫。
三つ葉がこう表現したのは、十河五月。
彼女は、口下手な為に失恋、とことん世間を疑って生きているといった感じです。
三つ葉は最初、この十河のことを 「俺の嫌いなタイプの女」と言っていたが、
綾丸良に言わせれば、めったにいない、骨格から美人な綺麗な人。。。
この描写の、黒いGパンに黒いGジャンにレモン色のシャツ というのは、、、
なんという悪趣味な。。。と私も思ったけれど。。。
(GパンにGジャンって、、、アメリカ人か?(笑))
十河は、私のイメージでは、桐谷美玲です。
普段、思いっきり無愛想でとがっている桐谷さんが、
時々弱音を見せたり、がちがちに緊張したり、恥ずかしそうにしたりしたら、
滅茶苦茶可愛くないですか??
この話の後半の、三つ葉と十河の中学生的恋愛模様、かなり好きです。
人とのコミュニケーションが苦手な彼らと関わりながら、
自分の問題点にも気が付き、成長していく三つ葉と、彼らが、
江戸版×上方版(関西版)の落語対決発表会を開催することになり、
村林苛めの親分である宮田という少年も発表会に招待して、
「まんじゅうこわい」
を披露するところは、かなりハラハラするし、熱くなります。
結局、何をしても解決になったのかならないのかわからないままとも言えるのだけど、
発表会の後は、なんだかスッキリします。
発表会後に、見に来たいじめっ子やクラスメイトの前で、
「俺な、明日から、東京の言葉しゃべるんや」
と村林が言うところでは、胸がつまりました。
明日が昨日より少しでもマシな保証はどこにもなかった。
ただ良いことが二つあった。
彼を嫌っていない級友がいることを村林が知った。
村林の母親がはじめて息子の噺をきちんと聞いて納得してくれた。
そう。
たったこれだけで、いいんです。
これで “良し” なのです。
綾丸良は“良し”が圧倒的に足りない
十河五月も“良し”がもっと必要だ。
村林優は無理をした“良し”が多い。
湯河原太一は一部で極度に多く、一部で極度に少ない。
外山達也(三つ葉のこと)は満タンから激減して、何がなにやらわからなくなっている
この文章、
自分の事のように、すっごく良くわかりました。。。
“良し” が上手く言えなくなった時、人は悩むのかもしれない。。。
やはりバカボンのパパは天才だね。
「これで良いのだ!」
明日からはインド。
旅行には、三浦綾子の「海嶺 (上)、(中)、(下)」と
辻村深月の「ツナグ」を持って行きます♪