私はスピッツが好きです。
ほとんど活動していませんが「スピッツを楽しむ会」というコミュニティもつくりました。
スピッツの曲は
ボーカル(草野さん)の歌い方は淡々としているものが多いし、
全体的な印象としてはそんなに激しくないし、(実は結構ロックが多いのですが)
情熱溢れるメッセージ等もあまり前面に出していないので、
ただ聞き流すだけでは、印象に残らないかもしれません。
また、
聞くだけではスピッツの良さというものは伝わらない気がします。
私は、スピッツは、特に
「歌詞」
がステキだと思うからです。
演奏が上手いとか、声が綺麗とか、歌が上手とかよりも、
まずは
「歌詞」
を知って欲しいのです。
その状況が目に浮かぶようなものが多いのも特徴です。
例えば、
いつも仲良しでいいよねって言われて
でもどこかブルーになってた
あれは恋だった
サンダル履きの足指に見とれた
小さな花咲かせた
あれは恋だった
どうですか?
想像しませんでしたか?
幼馴染の シャイな男の子と、ちょっとお転婆な肌の白い女の子の
微笑ましい光景を。
可愛いパターンには他にもこんなものもあります。
からめた小指で誰も知らない約束
卵の中にはいつか生まれだすヒヨコ
君と僕のおかしな秘密
有名ですが、これも
ガラクタばかり Pコートのポケットに忍ばせて
意地っ張りシャイな女の子 僕を睨みつける
めずらしい宝石が拾えないなら
二人のかけらで間に合わせてしまえ
最近のならこれも
過ぎていったモロモロはもういいよ
わざとよける 不意にぶつかる
濡れた道を走ってっていく
もちろん「可愛い恋」パターンだけではありません。
優等生な感じに思われているスピッツですが
危険な大人な感じのするものもあります。
嬉しいぬくもりに包まれるため
いくつもの間違い重ねてる
別に かまわない と君は言うけど、
適当な言葉が見つからない
私が危険な系統だと思っているものにこういうのも。
まずはこれ
憧れだけ引きずってでたらめに道歩いた
偽りの海に体委ねて 恋の喜びにあふれてる
それからこれも
似てない僕らは細い糸で繋がっている
よくある赤いやつじゃなく
でたらめに書いたバラ色の想像図
西に稲妻光る。
夜を駆けてく。
今は撃たないで。
滅びの定め破って駆けていく。
深刻さゼロのめちゃくちゃアンニュイなものもあります。
天使から10個預かって
小さなハネちょっとひろがって
前うしろ前 転がった
なぜだろうまだ気になった
鈴虫の夜 夢うつつの部屋
最初に聞いたときは、何だよこれって思いましたが、
鈴虫をぼけーっと見ながら、
気になる彼女の事を考えてるのでしょうね。。。
いいのです。これはこれで。
似たようなパターンでこんなのも
こっそりみんな聞いちゃったよ
本当はさかさまだってさ
小さな大きな まなざしは
空に抜けていった
面白い表現もスピッツの楽しみの一つです。
わからない君の言葉 包み紙から取り出してみる
心の中に住むムカデにかみつかれた日
青い猫目のビームで突き刺すような
駆けだしたピンクは魔女の印
愛はコンビニでも買えるけれど
汚れまくったフィルターも全交換されたようだ
ピー音で隠した 今じゃ当たり前の古いことば
はぐれてなんぼの純情だけど
当たり前の人生を切り貼りしてこのザマ
ほんとは犬なのに 侍のつもり
優柔不断な気持ちはマッキーで塗りつぶす
面白いと言えばこんな曲も
バッサリ切られて なんでそうなの 俺だけが
頭 弾けて 雲のベットでふて寝して
ぐったり疲れた だからどうした このままじゃ
ひっそり死ぬまで 雲を食ってく だけの道
ちょっと悲しく、切ない系では
だから この雨あがれ
あの子の頬を照らせ ほら
寄せ集めた花抱えて
とか
もうこれ以上 進めなくても 探し続ける 愛のことば
傷つくことも なめあうことも 包みこまれる 愛のことば
この辺も好き
届くはずない想いばかりがでかくなって日を遮る
会いに行くよ
全てを捨てるバカになれる心のまま
逆に元気いっぱいでワクワク、キラキラするものも 良いです。
誰からも好かれて、片方じゃ避けられて
前触れなく叫んで、変なとこでもらい泣き
日に焼けた強い腕、根元だけ黒い髪、幸せの形を変えた
こちらはエイサー風の曲調です。
偉い先生もテレビもおしえてくれないことがある
散らばる かけら 繋げたら
宝の地図になったよ
ヘイヘイヘイ
強い意志を感じるのはこれ。失恋してもカッコ良くいれそうです。
サヨナラできるか、隣近所の心
誰よりも早く駆け抜け、ラブと絶望の果てに届け
君を自由にできるのは宇宙でただ一人だけ
今は振り向かずハヤブサ
屑と呼ばれても笑う
フテてるけど、流されない感じのこれもかっこいい。
歩き疲れて へたり込んだら 崖っぷち
微笑む様に白い野菊が咲いていた
俺の前世はたぶん 詐欺師 か まじない師
燃えるようなアバンチュール薄い胸を焦がす
山のようなジャンクフーズ石の部屋で眠る
残り物を探る これが俺の全て
男性心理がよく表れているやつも好きです。
もうウソは付けない 無性に何か飲みたい
初めて本気で可愛い蜂に刺された
泣き笑いドラマよ続け
獣になれない獣でも
優しくされたら燃え上がる
最後の花火を二人で打ち上げようよ
他にも
この町で俺以外、君の可愛さを知らない
今のところ俺以外、君の可愛さを知らない
これは女性は考えつかない詞です
おかしいよと言われてもいい ただ君のヌードを
ちゃんと見るまでは僕は死ねない
でもやっぱり可愛いらしい表現も外せない。
流れ星、流れ星、すぐに消えちゃう君が好きで
巻き巻きが壊れてもあきらめない
ミルク色の細い道
可愛いシロツメクサと手帳の隅で眠り続けるストーリー
バナナ浮かぶ夜
心の糸が切れるほど
最後に
恋は 届かない悲しきテレパシー
恋は 迷わずに飲む不幸の薬
恋は ささやかな 悪魔への祈り
恋は 昨日よりも美しい夕暮れ
とても全ては伝えきれませんが、
ちょっとだけでもスピッツの歌詞の楽しみ方が伝わったら嬉しいです。
特に、10代の子が聴いてみたくなったらいいなと思います。