広島市民球場、ありがとう! | 微塵のごとく

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大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

半世紀あまりにわたって、カープの本拠地であった


旧広島市民球場が、8月末で、その役目を終える。


その市民球場はまた、高校球児たちを半世紀にわたって


見つめてきた球場であり、球児たちにとっても、憧れの球場だった。


その旧広島市民球場で、高校野球の最後の試合が、


きょう、行われた。


広島商業対尾道商業


広島工業対観音高校


その、第2試合だが、


注目の広島工(県工)のピッチャー石田くん。

彼のピッチングを見るのは始めてだ。


でも、ちょっとまて。


私が観戦したのは、NHKだったが、


その石田くんについて、アナウンサーが、


「プロが注目している投手」と数回言ったと思う。


どういう意味で、「プロが注目」していると紹介したのだろうか。


むろん、県工は春の県大会で優勝したチームである。


でも、ことさら、ひとりのピッチャーだけを評して、「プロも注目」と


いうのは、少し、独断すぎるのではないか。と思ったのである。


私も、ある意味、注目する選手ではある。


でも、まだ、17、8歳の少年である。


アマチュアであり、野球といえども、教育の場である。


プロ、プロ、プロ。


そのことを、ことさら言うのは、

天下の国営放送たるものが、少し、軽率すぎないか。


結局、石田選手は、後半バテてしまったのか、


7、8、9回の3回で、8点も取られたのである。


予想外の大差で、県工は敗れた。



夏の高校野球はまた、化け物である。


したたかな、計算が要求される。


とにかく、夏の、猛暑の中での大会。


「夏」という一点に照準を合せてくる、したたかさ。


夏の甲子園常連校といわれる学校には、その強さがある。



石田選手の夏は、暑さとの戦いでもあったように思う。


その暑さに、彼は負けたのかもしれない。


ひとたび切れた集中力は、この猛暑の中、


取り戻すことは至難の業であった。



石田くんの夏は終わった。


私の、夏の高校野球も、同時に終わった。



広島市民球場、ありがとう!



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