朋くんが、“そうじ名人”のご褒美をもらいました。
みんなが嫌がる掃除、
誰もが見ていないところで、ひとり、
こつこつとそうじをしていたのを、
担任の先生は、目にとめておられたようです。
「これで、心もピカピカに、きれいになりました」
仏教にも、“周梨槃特”(しゅりはんどく)の話があります。
しゅりはんどくは、釈迦の弟子のひとりですが、
愚鈍ですぐに物を忘れるのです。
自分の名前もすぐに忘れるようなしゅりはんどくに、
お釈迦さまは、毎日、そうじをするように命ぜられます。
そして、口に短い偈文を称えながら、一日中、
そうじをしたといいます。
“心の垢を除く”と口に称えながら、
朝から晩まで、そうじを続けました。
そして、ついに、
“心の垢を除く”の意味を、そうじをする、
自分の体を通して、悟ったといわれています。
さて、朋くんは、
どんなことを考えながら、
きょうも、
そうじをしているんでしようか?
「なんで僕だけが、こんなことを、
せんといかんのかな?」
私も教員時代、担任がなかったとき、
生徒たちと、毎日トイレの掃除をしました。
生徒たちが、教室からトイレに来る前に、
私は、トイレに行って、黙って、棒擦りで、
掃除をし始めていました。
自分たちが来る前に、いつも先生が掃除を
始めている。(笑
あるとき、生徒が私に、こう言いました。
本当に真面目な顔をして、心の中では、
皮肉たっぷりに・・・・・・・・・・・・・
「先生は、掃除が趣味なんですか?」
これには、一本取られました(笑≧(´▽`)≦アハハハ
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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