- 死の雑学―舌を噛み切っても死ねない理由/上野 正彦
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先日、ちょっとだけ観た- ☆1分間の深イイ話☆ から
上の著者上野正彦さんの深イイ話
上野正彦さんは、30年監察医を務めた方です。
多くの死体と向き合ってこられ方です。
上野さんは、ある事件から、
「死を考えるときは、
矛盾なくしては考えられなくなった」
と言われます。
それまで、自分は、死は「無」であり、ナッシングと
思っていた。死んだら、何もかも無くなります。
ところが、あるとき、自分の愛犬の死に出会うのです。
この愛犬は、15年間家族の一員として過ごしてきました。
その愛犬が死んだとき、上野さんは、ごく自然に、
このことばが口をついて出たといわれるのです。
「あの世へ行ったら、
私のじい、ばあのところを訪ねなさい。
あのじいちゃんやばあちゃんは、
この私をよく可愛がってくれた。
だから、きっと、おまえも可愛がってくれるからね」
死は、頭で考えて簡単に割り切れるものではなく、
心で受け止めていくべきものなんでしょうか。
「あの世」は本当にあるのですか?
- やわらかな心 (1966年)/吉野 秀雄
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吉野秀雄さんの奥さまは、吉野さんを残して先に逝かれました。
その、夫に最後の感謝の思いをこめて、
奥さまは、病床のなか、こうおっしゃったそうです。
「私は、死後の世界を信じていません。
人間はこの世だけで終わると信じています。
だから私は、この世に関する限り、
私は幸福であったとあなたに心から感謝します」と。
でも、吉野さんは奥さまの、このことばを受けて、
上の著書の中で、こういわれるのです。
私は、「そうだね。ありがとう」とはいえなかった。
そして、次のように書いておられるのです。
「あの世がないならば、私があの世をこしらえよう。
そこで再び彼女に会うめあてがないとしたら、
とてもこの世で生きていけるはずがない。
世間では、あの世はあるとかないかなどと、
かんたんに議論するが、あの世がなくては
生きていけぬ人にとって、あの世は実在する」
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