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- 2004年、ノーベル平和賞を受賞された、ワンガリ・マータイさんが、
- 昨日、広島を訪問されました。
秋葉市長の案内で、
原爆ドームを含む平和公園を見学。
原爆資料館では、
被爆体験者の話を聞いて、涙ぐむ場面もあったそうです。
ワンガリ・マータイさんが、ノーベル平和賞を受賞されたのは、
2004年のこと。
当時、ワンガリ・マータイさんは、ケニア共和国の環境副大臣で、
それまでは、女性の地位向上と環境保護のために、
「グリーンベルト運動」をはじめられた方です。
上の本は、私がワンガリ・マータイに出会うきっかけになった本。
タイトルの「MOTTAINAI」は、ワンガリ・マータイさんが、日本で
見つけたことば。
そして、日本人が忘れていた精神なのです。
日本人が1年間に使い捨てる割り箸は、約250億膳。
96パーセントが、中国からの輸入です。
割り箸に使われる木材の量は、120平方メートル一戸建て
1万7000戸に相当します。
「もったいない」の表側は、物的損失を惜しむ気持ちです。
一方で、
「歴史ある古い町並みをマンションにしてしまうのはもったいない」
というように、物を惜しむこと以上に、
そういうものを得るまでの様々な労苦に対する感謝と敬愛の念です。
「もったいない」は、ワンガリ・マータイさんが環境問題に取り組むなかで、
掲げてきた3つのR
リデュース・リユース・リサイクル
を、たった一言であらわしているとも、言っておられます。
このような日本人の美徳を、実はわたくしたちは、忘れていたんですね。
私たちが忘れかけていたものを、今回、ワンガリ・マータイさんが、
広島を訪れてくださったことで、もう一回、思い返して、
みんなで、環境問題に取り組みたいですね。
地球の環境を守ることは、私たちの「いのち」を守ること