おはようございます予防

少し風邪気味のわたしです。喉が痛いー。

これから仕事なので、その前にblogを。


昨年7月から釧路新聞社の五里夢中、子育て枠コラムを担当しています。毎月第三金曜日です。


最近、子育て世代は新聞離れが進んでいるので

blogに既出のコラムを紹介していこうと思います。


アツく語っていますので、ぜひご覧いただけますと幸いですチュー




2023.7 

五里霧中  執筆 伊藤美也子





Haport誕生秘話

「釧路へ転勤になった…」どこか悲しげで残念そうな夫からの一本の電話。転勤族の我が家は札幌、苫小牧、帯広と渡り歩き帯広生活8年目を迎えようとしていました。辞令の覚悟はありましたが、夫の実家は札幌、子ども達の今後の進学のことも考え札幌へ戻ることを希望していたので、まさかまさかの釧路転勤に落胆。しかしこれもご縁だと感じ、釧路生活を全力で楽しむことを決意し2017年3月31日に家族6人で釧路へ。4人の子ども達の転校、転園、託児所探しからスタート。釧路で子育てライフを楽しむぞ~!と意気込むも早速お手上げでした…。当時1歳の末娘の子育てに奮闘中で、知りたい情報を探すもなかなか見つけられず、本当に困っていました。他地域と比べるのはよくないけれど札幌や十勝は子育て情報誌や親子向けのイベントがたくさんあったので「どうして釧路はないのだろう…、そこそこ大きなマチなのに…」そんなことを考えるようになりました。時間を見つけては娘と公園巡り、公共の子施設へ行き掲示板や子育てに関わる情報を収集。そこで気づきました。釧路には魅力的な公園や遊び場、子育て支援事業があることを。「もったいない!!!」 このことに気づいた私は、勢いのまま釧路の子育て発信ブログをはじめました。これが「Haport」誕生の瞬間です。アイヌ語でお母さんの意味を持つ「Hapo」と港の「Port」を組み合わせた造語で、釧路らしさとママ達が集える「港」のような存在になれたらいいな、そんな思いで名づけました。知り合いゼロ、人脈もお金もなんにもない、普通の子だくさん母さんの挑戦のはじまりです。1日1記事書くことを目標に情報発信。毎日知らない釧路をリサーチし、取材してブログを書くのが楽しくて、最初読者は二人だったけれど、どんどん反響やコメント、メッセージをいただくようになってきました。ここでも気づきました。「釧路の子育て情報やネットワークを、ママ達が必要としている!」と。掘り起こすとたくさんの情報が溢れていました。書くことがない!といった悩みのない毎日、それは今もそうです。ワクワクする新スポット、イベント情報を載せていただけませんか?など、子育てに関わる皆さまからメッセージが届きます。
ブログを書きはじめた当初から子育て情報誌の発行、子育て世帯が集えるママフェス的なイベントを立ち上げたい!と声にし、読者のママ達からの応援とサポートのおかげで、念願だった夢を叶えることができました。私だけの夢や思いだけではなく、みんなの願いが通じた結果だと思います。釧路新聞社発行の釧路の子育て応援マガジンHaportは次号で6冊目になります。紙媒体が衰退しているなか、継続できていることは地元企業様の応援があるからこそ。感謝の気持ちでいっぱいです。
Haportを立ち上げて6年、子育て世帯の声、企業、行政のお力添えで新たな遊び場設置などのハード面、医療費無償化や子育て支援などソフト面の充実と釧路市は子育てしやすい環境になってきたことを実感しています。釧路市では8月1日から親の所得に関係なく中学生までのお子さんの医療費が無償化、Moo5階多目的アリーナでは新たな遊具や大型すべり台設置など、こらから子育てをする若い世代の皆さんにとって、明るいニュースではないでしょうか。私はこれからも夫の転勤で釧路を離れるまで、釧路の子育て応援団として活動していきます。 最後に、先月「北大通歩こう会」に参加したのですが、訪問先の佐藤紙店の方に「釧路へ転勤して来た方は二度泣くと言われているのよ!一度目は釧路へ転勤が決まりがっかりして泣く、二度目は釧路を離れるのがつらくて泣く」と教えていただきました。この言葉がとても心に残りました。二度目の涙はいつになるのか…、釧路が大好きです。