ハナミズキ//映画評 | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

ハナミズキ
高校からの十年に及ぶ恋愛物語。
それぞれが大人になって行く過程の中で、恋人を最優先には出来ない様々な問題や挫折が描かれてい行きます。

自己実現という自分の夢、家族を守る責任。

変えられない現実の前に薄れていく面影、戻せない時間の中に流されていく想い。


距離や時間だけでなく、生まれ、育ち、生き方といったアイデンティティの違いと言う見えない溝が横たわっている。

ふつうは、この溝が見えた段階で、恋愛成就を諦めることになるのですが、この二人は諦めが悪いと言うか、純粋に高校生の時の想いを持ち続け、挫折の果てに、互いの想いにたどり着く…。


ストーリーとしては出来すぎで、エピソードもベタベタですが、ハッピーエンドの恋愛物で泣きたい方にはうってつけの作品でしょう。


新垣結衣が、女の子が一番変って行く年齢の十年間を上手に演じたと思いますが、苦難の十年を過ごした28歳にしては、可愛すぎました(笑)



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