シーサイドモーテル//映画評下書 | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

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山の中、海どころか川もない森の中に、静かに佇む古びたモーテル。
「シーサイド」の言い訳か、各部屋には、夕暮れの海辺の写真が飾ってある。
この怪しげなモーテルに集まった男女の一晩の物語。
「絡まり合う4つの密室」との言葉に期待して観に行きましたが、“絡まり合う”ストーリーではありませんでした(>_<)

各部屋の話は面白いものもありましたが、何故このモーテルでなければいけないのか、また、せっかくモーテル=ラブホテルを舞台にしたのですから、4部屋ともソレらしい男女の物語にして欲しかったですね。
オムニバス形式なのに、各エピソードに共通のテーマやオチも無く、映画としてまとめて見せる必要も感じませんでした。

ストーリーはいまいちでしたが、
麻生久美子の妖艶とコミカルを使い分けた演技。
成海璃子の素のまま?の様な、KYネコ娘(笑)。
意外な俳優の意外な役(笑)。
と俳優さん達は思いのほか楽しめました。

俳優さん達の素敵な演技のお陰で、爆笑し、考え込み、そしてホロリとさせられます。


でもね、DVDで充分な作品です、見たいと思った方は、しばらく待ちましょうね(笑)。