コミックが面白かった記憶があったのと、コミックにない裏話を期待して、前売り券を購入…
しかし、いくつかレビューを読むと評判が悪く、上映回数も減ってきたので、慌て映画館へ。
井上真央が可愛いかったのと、大竹しのぶの演技に救われました。あと、国仲涼子が目立ち過ぎでした(笑)
人気だからと、やたらに漫画や小説が映画化されますが、原作について徹底した研究が必要なことを示す一例です。
まず結果から言うと、「恋人は外国人だった」だけの話で、「恋人は左利き」「恋人は双生児」でも、もっと面白いコメディが作れたのでは、と思うぐらいに普通の恋愛話でした。
結婚する20組に1組が国際結婚の時代です、表向きのカルチャーギャップを笑うだけでなく、日本人同士なら婚姻届け1枚で済むことが、相手が本国で結婚していなこと、つまり独身であることを証明しないといけない等の煩雑な手続きがあったりする、そう言った裏話を加えて欲しかったですね。
また、トニーを“言語オタク”と呼んでましたが、実際は「どうして?」と聞くばかり。むしろ、日本人も知らない日本語の秘密をトニーに語らせたほうが、原作を超えられたと思います。