昨年ショウビズで紹介された時から、日本公開を楽しみにしていました。アカデミー作品賞他にノミネートされ期待度倍増でした。
SFとしての着想は大変ユニークですが、ツッコミどころも満載で、観終わった途端に疑問が次々湧き上がって来ました(笑)
しかし、ツッコミを入れる暇を与えず、次々と変わり、先の読めない展開には、付いて行くのがやっとでした。
笑いも入れつつ、観客を引き込むあたりは、流石にアカデミー・ノミネート作品です。
粗っぽい作りの様で、考えてますね。
主役の俳優さん、実は素人で台詞のほとんどがアドリブ。
俳優とCGの合成に至っては、「監督が言う方向を向いて、適当に演技していた。」との言(笑)。
天才的アドリブ俳優と職人芸的CG監督による、驚くべき作品です。
「世界が注目するワールドカップ開催の年に、人種隔離や難民問題を世界一危険な都市を舞台に描いて見せる。」こんな皮肉の効いた作品、最高です(爆)
『月に囚われた男』と合わせて、SFらしい作品を続けて見れたことは、とても嬉しいことです。