インビクタス/負けざるものたち
良く出来た映画です、皮肉ではなく、批評家には不評かも知れませんね(笑)
前半は、1995年当時の南アフリカの不安定な状況を大統領警護官の目を通して描き、
後半は、ラグビーの試合を通し、南アフリカが人種を超えて統一される様を描いています。
実話の持つ重みを感じる映画です。
開会式でのあのハプニングは、演出でしょうか?、当時の緊張と高揚が伝わって来ます。
「イーストウッド監督が、今この映画を作ったのは、南アでサッカー・ワールド・カップがあるから、と云うより、今のアメリカが当時の南アに似ているからだ」と、ある映画批評にありました。
オバマ大統領誕生の熱狂が冷め、混沌となり始めたアメリカへの、監督のメッセージを伝える為だ、と言うのです。
確かに感じるものが有ります。
その内容は映画館でお確かめ下さい。
前半と後半、違う映画を2本、それも感動作品を二つも、1つで2倍楽しめる映画でした。