2012/映画評 | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

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最新の世界崩壊映画を観て来ました。

前半。道路に出来た小さなヒビ割れが、ツツーと走り、スーパーがまっ二つ、床に開いた地割れに洗剤の箱や買い物カートが落ちて行く…
お約束のノーテンキな地割れシーンにはじまり、
“追いかけて来る”崩壊から逃れる為に、“降ってくる”自動車を避け、崩れるビルの中を潜り抜けるリムジン…
お盆をひっくり返すように、高層ビルやハイウェイを載せた大地が、まるごと斜めになり、引き裂かれるさまは、かなりのビックリ映像でした 。
とにかく地球壊滅の様子は、えっと思うシーンばかりで、悲惨な状況にも関わらず、最新の絶叫マシンに乗っているような映像が、次々に現れ、ドキドキワクワクと言うより、ウキウキワクワクしっぱなしで、大笑いでした。

後半は、一気にヒューマンドラマでした(笑)。
どんな状況となろうとも、ヒューマニズムは普遍だ、と言わんばかりのお約束の展開。
しかし、ヒューマニズムと言うか、人権に問題ありの、アノ国だからこそ、アレが作れたわけで、生ぬるいこと言ってたら、人類生き残りの秘密計画は、始めから頓挫してたと思いますけどねぇ。

そんなわけで、地球崩壊、人類絶滅の時でも、笑っていたい、と言う映画でした。