食事って大事ですね。
生き物としての栄養摂取と言う意味だけでなく、人としての活力源、そして、仲間同士の絆を作ります。
7人の研究者・専門家と1人の料理人が平均気温零下54度の南極で過ごす1年半の物語。
アザラシもペンギンもウィルスすらいない南極内陸部の「ドームふじ」。
毎日の楽しみは「食事」です。
朝昼晩の食卓が中心となって物語が展開して行きます。
ある日、前の越冬隊が残して行った高級食材を発見、料理人の反対にも関わらず全員のリクエストはフライでした、果たして、超高級フライの味は…
おにぎりから、フランス料理のフルコースまで、喉が鳴る様なシーンが出てきます。
そして、極めつけがラーメン(笑)
特別な材料も仕込もない普通の醤油味、チャーシューだって一つです。これが超美味そうなんです。
何でもない食べ物が一番美味しそうに見えます。
身近な食べ物に元気を貰った経験のある人には、共感と共に、味が甦ることでしょう。
美味しいものが食べたければ、是非、南極へ(笑)
昔、宴会に来た同僚の5歳の子に、美味しいペンギンの皮だよと、鍋のシイタケを取って上げたら、喜んでました。子供はペンギンが好きですね(笑)