一昨日、昼すぎ、夕方、四谷で行われるイベントへ。
イベント名は「大縄あそび」若林美保さんのブログで知りました。
普段から縄会や夜会などで、腕を磨いている変態さんたちの発表会、と言うことで、
「目指せ!はいあまちゅあ」が合言葉のようです。
開演30分前に到着、マンションの1室をワンフロアにした会場には、すでに、50人くらいが。満員かなと思うぐらいの入りでした。
しかし、開演から1時間ぐらいした時には、80人を超えていたと思います。
チョット驚いたのが、女性の割合が多いこと、男女比は1対3ぐらい。
参加費が男性の3分の1だからでしょうか、それにしても多い。どうも、単独男性の参加はいないようです、単独女性と思われる方、男女カップル、そして女性同士?皆さん、顔見知りのようで、そこかしこに談笑の輪が出来ており、和気藹々として楽しそうです。
イベントは、13組の方々が、主に緊縛を中心にしたショーを披露するものでした。
13組はほとんどが、素人…否、ハイ・アマチュアの方々、そして、2組がプロ・緊縛について調べると出てくるお名前の方でした。
大笑いさせてくれたり、場内から声援が飛んだり、楽しいショーや自己満足?もありましたが、総じて、真剣な表情でのパフォーマンスには引き込まれました。
中でも、ある女性による「自吊り」は、ストで見たものよりも、縄模様の綺麗さ、そして、技術も上回っていました。
身体を吊る三本の縄を自ら操作し、最後は片脚の縄だけで逆さづりになる、息を呑むショーでした。
1組目のプロ、一鬼のこ(はじめきのこ)さん、大勢のエムジョさん達から歓声が上がってました。流れるような所作の美しさは、初めて目にする者にも解りますし、優しさが伝わってきます。エムジョさん達のため息、理解できます。
2組目のプロは、おとなわさんとわかみほさん。芝居仕立てのショーは、なかなかのもの、台詞、表情、世界観など古典落語や講談を思わせるショーでした。一夜限りとするなら、惜しい気もする作品です。
「変態さん」と言うには、皆さん真摯で、特に縄を縛る・縄師の方が汗だくで頑張る姿には好感が持て、緊張した様子には頑張れと(心の中で)応援していました。
鞭や蝋もありましたが、緊縛が単に、「異常な性的興奮を満たすもの」と考えるのは違う、と感じました。
様々な理由付けが出来るのかもしれませんが、縛られ、自由を奪われることが逆に、心を開放するのだと感じました。
また、相手に開放感を与える為に、細心に、そして大胆に縄を掛ける縄師の優しさと緊張感は、温かさを感じさせました。
奥の深い世界です。
ストを見始めてちょうど1年、なんか凄いものを見てしまいました。