ララピポ(映画批評下書き) | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

AV女優志願から、風俗スカウトマン、盗聴マニアなど、法律ギリギリ、いえいえ明らかな違法行為までしてしまう、怪しげでどこか寂しい人々のエピソードが綴られたオムニバス。

SEX絡みで展開する話に、最初はなんてバカな奴らと笑って観てましたが、後半、彼らの哀しさと、それでも生きて行く逞しさに感心しました。

特に、濱田マリの、中年の人妻役には凄味を感じました。
(いか天で歌ってた時、本人含め、今日のマリちゃんを想像した人はいないでしょうね・笑)

中島哲也氏(パコ、下妻、松子の監督)の脚本とのことで、キャラ達がかなり個性的で、笑わせながらもズキッとくる台詞がありました。
監督・演出までしていたら、きっと色彩溢れる、よりポップな映画となったでしょう。


それにしても、東京には、怪しい人、寂しい人と、たくさんの人々が生活してます。
「ララピポ」とは、「a lot of people」を早口で言った時に聞こえた音だそうです。
『いろ~んな人々』と言ったところの様です。