007/慰めの報酬(新作映画批評下書) | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

〝前作の続編〟しかも〝30分後からの話〟って、前作って何年前だよ、憶えてないよー!
始まると、いきなりのカーチェイス、考える間もなく引き込まれました。
海に陸に空に、追いつ追われつ、前半は、息をもつかせぬアクションの連続とクルクル変わる展開に付いて行くのがやっと。

しばらく見てるうちに、〝00ナンバー(殺人許可証)取りたてなのに殺しすぎじゃない?だから、Mが心配するんだねぇ〟と、少し前作を思い出してきました。同時に、不満も…

そう、超人的アクション盛り沢山なんだけど、緩急あっても、硬軟の〝軟〟が無い。

やはり、007は秘密兵器がなくては…、追いすがる敵の車を鼻歌まじりにボタンひとつでコッパミジン!

そして、何よりユーモア…美女を見たら、今夜の予定を聞いてみる、敵に出会ったら、再会を喜んでみせる、のがボンド流ご挨拶!

どんなに凄いアクションシーンもCG、VFXなのは自明のこと、リアルにしようとするほどに、シラケてしまいます、「あんな超人いるわけ無い」。

笑いが入って初めてアクションシーンが生きてくるというもの。

新シリーズは修正が必要ですな。