K‐20 怪人二十面相・伝 (映画批評下書) | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

今年見た邦画の中では、一番のエンターテイメント作品です。

『三丁目の夕日』のチームが作っただけあり、先ずはその映像が良かった,

懐かしさと温かみがあり、見たことあるようで、何処にもない“帝都”の景色。セット、ロケ、CGがいい感じです。

ストーリー、脚本がまた良い、二十面相をダークヒーローにしながらも、明るい笑いにアクション、涙、サスペンスといろいろ入ってます。

演出も、全体としてはクルーニー版バットマンの様でしたが、宮崎版ルパンの要素が沢山ありました。

そして、俳優もいいなぁ、

今年3本目?の金城武さん、無口な死神、冷静な孔明に続き、また別な雰囲気でした。

松たか子さんのとぼけたお姫様、元来が梨園のお嬢様ですから、無理のない演技でした(笑)。

仲村トオルさん、カッコイイです明智小五郎、正直主役だと思ってました、途中“変装された役”がまた面白かったです。

國村準さん、いつも渋いです。

高島礼子さん、掃き溜めに鶴です。

鹿賀丈史さん、忘れられませんね。

是非とも、続編をお願いしたいです、出来たら「誕生編」も作って3部作にして欲しいです(笑)。