ー オアシス社開発部 ー

伊集院は会社にいてる間はほぼモニターの前で、近藤龍之介の部屋をチェックしていた。
龍之介が度々頭をかかえてるのにも気付いていたが最近は、頻繁に頭をおさえているのが
目立った。台所でお皿を洗っている時でも、急な頭痛でお皿を落としてしまったり、
勉強中にもペンを持ったまま頭を両手でおさえ顔を歪ませている。

「主任、龍之介の頭痛はかなり進行しているようですが、副作用が出てきていると
判断してもいいのでは?」

加藤主任
「そうだな、だがそう判断したとして今後どう対応するかだ。下手に保護なんかしたら
会社にバレた時が厄介だし・・・・」
「龍之介には悪いが副作用1号として、どうなって行くのかを見届ける。
もうそれしかないだろう!」

伊集院
「ガッテンで!!ではモニターでの監視続行しまーす!!」

加藤主任
「うむ」



龍之介はそんなことも知らず「パッションインポッシブル」をドリームドリーマーにセットして
眠りについた。


翌日の朝、龍之介が目を覚ますと、あきらが心配そうに龍之介を見つめていた。
「大丈夫?待ち合わせの時間になっても来ないから電話したけど留守電になるから心配になって
来ちゃった。」

龍之介
「ん、今何時?」

あきら
「今はもうお昼の1時半よ、約束の時間は10時って覚えてた?」

龍之介
「ああ、もちろん覚えてたよ、だからちゃんと9時にセットして・・・・・うっっ!」

あきら
「だ、大丈夫!?」

龍之介は気を失うように横になってしまった。

あきらは救急車を呼ぼうとしたが疲れていたせいか、龍之介の横に一緒に寝てしまった。


約2時間後
2人は一緒に目覚めた。まるで何事もなかったように・・・・・

あきらは夢を見た。観たかった映画「パッションインポッシブル」を。


ドリームドリーマーは作動していなかったのに・・・・・・・・・?