じーさんの部屋を出た龍之介は、すぐにあきらに電話をかけ、夕方5時にオアシスで
待ち合わせをすることに。


じーさんはというと、スタンドバイユーをはるか経由じゃなく、一人で観れば
違いが分かるかも?と思い、はるかの仕事が終わるまでの間に観ることにした。
が、今観ると夜寝れなくなると思い、やっぱりやめた。

「 毎日見続けると副作用で、激しい頭痛に襲われるって、ロビンやクララ社の人間は
知っているのだろうか?」
と疑問に思ったじーさんは、この現状を報告するべきか迷っていた。

「実際今、どれぐらいの人が頭痛になっているのだろう?」
「はるか自身は、夢の見過ぎで頭痛になってるって分かってるのだろうか?」
「オアシスの開発者達は、この副作用を知っているのだろうか?」
「知っているとしたら解決方法も知っているのだろうか?」

じーさんは、仕事で日本に来ていることを急に思い出したのだった。
そして、当初の目的を明確に思い出した。
「そうだ、オアシス社の人に会わせてもらわないと!」

そう思うと、ダブルデートなんかしてる場合じゃないんじゃない!

いやいやまてよ~、そもそもダブルデートの目的はなんだったっけ・・・・?


じーさんはどうやら頭がパニックになったらしい。。。



夕方5時

オアシスの前で落ち合った二人は、店内へ。

龍之介
「すごく観て欲しい映画があるんだ。学校の友達に勧められて観たんだけど、
あれは名作だね!だからあきらにも観て欲しくて・・・・」

あきら
「そんなに良い映画なの?何て映画?」

龍之介
「スタンドバイユーって映画!」

あきら
「あっ知ってるそれ!超有名だよね!私まだ見てないんだよね~、見る見る~」


これまた作戦成功!


こうして二人は目的の映画を借り、安アパートに帰って行きました。



パニック状態のじーさんは、はるかの部屋の近くまで来ていた。
どうやら、とりあえず明日のダブルデートには行くつもりのようだ。

はるかの部屋の鍵を持っていないじーさんは、マンションの前で待機中。

15分程立つ頃、100mぐらい向こうで、はるからしい人影がしゃがみこんでいるのが見えた。
じーさんは駆け足で近づくと、あと20mというところで、何事もなかったかのように
立ち上がりニコっと笑顔を作った。

まさかじーさんがいてるとは思ってなかったから、はるかはビックリしたが
それをじーさんには見せなかった。

はるか
「もう来てたのね、ごめんね待たせちゃって!」

ギル
「気にしなくていいよ、連絡を待てずに来た僕が悪いんだから。」

と、二人は手をつないでマンションへと入っていった。



夜8時
ジム、日本到着まであと12時間・・・・・