オアシス社はこの夢レンタルのソフトだけを取り扱う会社だ。
他の商品は一切取り扱わない。これ一本だけで急成長した会社なのである。

あまりの急成長に会社自体が追いついて行けない状態なのだ。
クララ社からのお誘いを断ったのも、それどころじゃなかったからと言っておこう!


実際、他の企業の助けがなくても十二分な利益があったし
完全な独占企業として名を残したいという願望もあった。


それともうひとつ・・・・・

この夢レンタル、現状ではさほど問題にはなっていないが、
人の夢をコントロールするということは脳波を人工的に
コントロールするということになり、長時間それを使い続けると
なんらかの副作用が生じる可能性が高いとされている。

オアシスの開発者達は研究段階でどうしてもその問題にブチ当たり
頭を抱えたが、最終的に会社には隠し通すことにしたのである。

開発主任の加藤は、重役会議の際に、「他社との共同や、合併など絶対に
部外者とのやりとりは避けるようにして欲しい」と強く念押しした。

もちろん、副作用の件を隠すためだ






・・・・・だが、加藤は確信していた

それは、副作用が生じたとしても使用者は絶対に訴えたり、表に公表しない・・・ということを